IT企業やIT業界で人手不足とか言われており、時々、未経験OKなどの求人を多々見かけますが、本当のところどうだと思いますか?
いくら人手不足とはいえ、言い方悪いですが、ド素人を雇うようなことがあるのかどうか、という点は気になると思います。
しかし、結論から言うと、ITやシステム、プログラミングに関して全くのド素人でも、IT業界にエンジニアとして転職は可能です。
上記言い切れる理由として、実際今居るIT企業における中途採用や、提携しているパートナー等に、実際に未経験でエンジニアとして入社した人が居るからです。
実例とともに紹介します。
全く未経験でもIT企業へ転職した実例

転職サイトとかネットの記事とかにも未経験で転職出来ました系の記事は載っていますが、ここでお伝えするのは、実際にIT企業に勤めている私が目の当たりにしている実例です。
なので、完全なリアルです。
介護業界からIT企業へ
これは、今進めているプロジェクトで、パートナーとして担当してもらっている会社の方の話です。
以前は、介護の業界でしかも営業をしていた方。
その方が、IT業界に全くの未経験で飛び込み、今やいわゆるシステム的なことだけでなく、人工知能や自動運転などのプロジェクトを担うほどの実力になってます。
私の気になったので、どうやって未経験で転職できたのか聞いてみました。
以下が答えです。
とにかく気持ちと想いと熱意ですね。
未経験だから何も知りません、だけどその分、先入観とかないからすぐ吸収して追いつきます!とか、根拠ない自信を元に面接で言い放ちました。
もちろん即内定を取れたわけではなく、何社も落とされましたよ。未経験でもOKと謳っている会社でも、即落とすのがあるのは事実です。
が、未経験でもOKと書いていて、本当にOKな会社も、今の私が居る会社のように存在します。
プログラミング等のスキルについては、既に経験があるとか、スクールで学んでからというのもアリだけど実践が一番という考え方の会社だったので、採用してもらいました。
今、マネージャーやってますが、確かに、一番欲しいのは、経験者ですよ。即戦力ですからね。
でも、即戦力だからと言って、確実に良い働きをするとは限らないんです。
前の会社はどうだとかこれまではどうだとかで、固定概念みたいなものがあると、型にはまってしまっている感がある。
だけど、未経験はそれが無いから、逆に柔軟に対応できるという可能性もある。一長一短ですかね。
とのこと。
なるほど、かなりきつそうですが、未経験でも十分活躍できるんですね。
でも、きついかもですが、お金もらってプログラミング勉強できると考えたら、全然良いんじゃないですかね。
講座とかスクールは、お金払って受ける訳ですから。
新たな挑戦とか、新たなスキル等は、最初は絶対きついです。何やっても大変です。
どう捉えるか、です。
ついでに、その方の上司=社長とも仲がいいので聞いてみました。
「コーディング(≒プログラミング)なんてものは、気合入れて死ぬ気でやれば1ヶ月くらいでできるようになりますよ。
その後すぐ、実際にお客さんからお金もらっているプロジェクトに入ってもらいますから即実践です。
きついかもですが、これが短時間で一番効率的です。
逆に未経験ならそれくらいでマスターするくらいの気合は欲しいですね。
だって給料払うんですからそれに見合った成果を出してもらわないと。
キツイこと言いましたが、捉え方によっては、1ヶ月給料もらいながらプログラミングをマスターできると思うと、オイシイんじゃないかって思いますね。
社長としても、それくらいモチベの高い社員なら、未経験だろうが大歓迎ですね。
未経験のあなた、正直、最初はかなりしんどいかもですが、未経験でも十分にIT企業には入れますよ。
だって、とあるIT企業の社長が上記のように言っているんですから。
上記を読んで、「きつそうだな・・・やっぱ無理だ」と思ったなら、辞めた方が良いです。
独学だろうがスクールや講座に行こうが、あなたにその気が無いと、時間もお金も無駄にして終わりです。
何でもそうですが、勉強したものと、実際の現場、特にビジネスにおいては、実践での経験が極めて役立ち度が高いです。
プログラミングだけじゃないですよ。私だって営業やってますけど、研修とかロールプレイングとか星の数ほどやりましたけど、実践に出て全部ひっくり返されました。
実践って、全然違うんですよね。
少々脱線しましたが、本気度があるなら、堂々と「未経験ですがエンジニアになりないです!」と言って、転職してみましょう。
ユーザー側の立場からIT企業へ
詳しく説明すると、実際にITやシステムを使っている立場の人が、そのITやシステムを開発する側に転職する例です。
実はこれ、IT企業に居る者として、一番多いパターンです。
そして、IT企業からすると、実は結構おいしいパターンなのです。
何故かというと、ユーザーの立場から者が言えるということです。
つまり、どういうものがあれば売れるのか、ということや、IT/システムを活用して解決したい課題は何なのか、という点が手に取るようにわかる訳です。
そうすると、相手の立場に立って物事考えることが出来、それが以前経験してきたことなので、かなりリアルにわかるとなると、非常に強いです。
顧客から信頼されることにつながりますよね。
「こいつはよく知っているから任せよう、とか」
ビジネスの世界って、金額とかスキルとか実績とかも大事なんですが、相手の事をよく知ってる、とか、相手の立場に立って考えられるとか、そういった点も大事なんです。
時には、金額とかよりもそっちを重視するケースもあるくらいです。
なので、今働いている立場を活かしてIT企業に転職するのもありでしょう。以下は例です。
- 人事部に働いている→人事関連のシステムなどを扱うIT企業
- 経理部で働いている→精算、決算等のシステムを扱うIT企業
- 営業部で働いている→営業、顧客管理、請求等のシステムを扱うIT企業
このほかにもたくさんあります。
今の仕事で使っているITやシステムがどういったものか、洗い出してみてください。
それを取り扱っているIT企業への転職であれば、ビジネスを繋げる役割として、重宝される可能性もあります。
一度情報収集レベルでもOKだと思いますから、転職サイトとか転職エージェントに相談してみるのもありです。
迷っている間に情報収集してアクションしましょう

今の仕事が忙しいとか、未経験で転職なんて無理だろうとか、入ってからキツイなんて嫌だなとか、思っていたら今のままです。
楽しくもない、稼ぎも少ない、結果出しても待遇に反映されないとか愚痴っているヒマがあれば、行動しましょう。
別に会社辞めてから、ということでなくていいです。
働きながら、情報を集め始めたり、有休使ってエージェントと話すとかもできるし、むしろエージェントは定時後でも対応してくれます。
それがダメなら転職サイトで情報収集です。
転職サイトもエージェントもあなたは1円も払わなくていいですから、情報収集から開始するだけでも全然違いますよ。
最初からダメかもしれないって思ったら、未経験のエンジニアどころか他もダメです。
何やっても中途半端です。
そのうち、左遷されたりするかもですよ。終身雇用は崩壊してきてますから、成果の出ない社員は給料泥棒みたいに、リアルに言われるかもです。
IT企業への転職、特にエンジニア職は、お金をもらってスキル獲得できるかもというチャンスです。
手に職ですから、仮に解雇されても食いぶちあります。
まとめ
ITに関して、全くの未経験、おまけにプログラミングなってやったことも見たこともありません、という人でも、IT業界に転職は可能です。
もちろん、受け身では無理ですし、求人に応募しても、落とされることだってあります。
受け身とは、例えば転職サイトにあるスカウト機能とかですが、そんなの来るはずありません。
野球経験無い人がプロ野球のドラフトにかからないのと一緒です。
しかし、IT業界はかなりの人材不足なので、自社で育成してでもエンジニアを確保したいという思いがありますので、未経験の人でも、熱意と気合と想いがあれば採用されます。
かなり抽象的で、体育会的ですが、本記事で書いた、実際未経験から転職した人のことをお読みいただけると、何となくわかってもらえると思います。
IT業界は、門戸が開いています。
そこに飛び込むかどうかがまず最初の1歩です。
当然、未経験ですから、最初の1歩でコケることは何度もあるはずです。
が、諦めない、何社も受ける、という事をやっていけば、2歩、3歩と進めます。
まずは情報収集からでもOKですから、IT企業にエンジニアとして転職したいなら、1歩を踏み出しましょう。
そうすれば、景色が変わりますよ。