出世争いは無意味。周りなんか気にせずあなたの働き方が重要

同期が自分より出世した。

 

同期が役職は無いけどかなり上のランクになっている。

 

学生時代の友人が久々に会ったら管理職になってた。

 

サラリーマンならつきものの出世とか昇格ですが、同期とか友人とかと比べて劣っていると、何だかへこみますよね。

 

でも、気にする必要はないです。

 

出世争いとか昇格を気にする事は、サラリーマンをしていく中でも全く無意味だからです。

 

詳しく見ていきましょう。

 

あなたより先に出世・昇格するのは理由がある

まず大前提として、あなたよりも先に出世したり昇格したりするのは理由があります。また、全く同じ条件でもないので、単に比較できないことを覚えておきましょう。

あなたよりも良い結果を残している

これは間違いなく言えますが、あなたより出世・昇格している同期が居たとしたら、確実にあなたよりも良い結果を残しているはずです。

 

そうじゃないと、出世・昇格できないですよね。

 

あなたよりも、何かしら秀でているものがある、と会社が認めたのです。

 

同期と比べたとき、その経験年数とか仕事内容によって、評価される内容は変わりますが、少なくとも、今のランクよりも上のランクの結果を残しているというのは言えるでしょう。

 

実際、私の同期で、私よりかなり早く出世した人が居ます。若手の中でも最速じゃないですかね。

 

その人の結果を見ると、正直、文句のつけようがないですね。

 

納得というか、そりゃあ出世するよねっていう結果ですから。

 

このように、例えば同期の中であなたよりも出世している人は、必ずと言っていいほど、あなたよりも優れた結果を出しています。

 

なので、単純に比べても、圧倒的負けになるので、比べなくていいです。

 

正直、ラッキーもある（仕事に恵まれている）

これは正直ラッキー、つまり、運になりますが、仕事に恵まれたおかげで出世しているという点はあります。

 

やっぱり、目立つというか、上司、更にはその上の役員等の目に触れるような仕事をしていれば、当然、アイツは誰だ？となりますよね。

 

そうなると、若いのに良い仕事をしている、とか、若いのにかなり上の階級の人間と同じ仕事をしている、等という見方になります。

 

結果、出世や昇格しやすくなります。

 

そりゃあ、役員とかにも伝わるくらいのレベルの仕事なら、難易度も高いし、まとめなきゃいけない人数も多いですから、必然的に評価されます。

 

また、そのレベルの仕事になると、ひとりのヒラ社員で回せるはずもなく、課長や部長総動員で、仕事を進めます。

 

よって、多くの上司が助けてくれた事で結果に繋がることもあり、ごっつあんゴール的な事は否めないです。

 

このように、どんな仕事に関われるかによって、出世や昇格に関わってくる可能性はあります。

 

正直、あなたでコントロールできるものではありません。

 

会社が、ガラガラポンで配属や仕事を決めますから、まさに運です。

 

運を味方につけれたら、出世・昇格しやすいってことです。

 

 

会社の規模で出世のスピードは全然は違う

これは同期ではなく、学生時代の知人とかです。

 

友人が課長になった、部長になった、事業部長になった・・・・オイオイ、俺はまだヒラなのにみんな役職か・・・。

 

そう思って落ち込んだり、久々の会合とか同窓会とか行きたくなくなる感じしますよね。

 

ですがそれって、同じ土俵で比較しちゃダメですよ。

 

良い悪いは別として、役職なんて、会社の規模で全然位置づけというか、その役職に就くスピードが違いますからね。

 

例えば私が新卒で1社目に入った会社は、実力主義ということもありましたが、少人数の部署が非常に多くある感じでした。

 

そのため、役職も速いうちから就くことがありました。

 

4年くらいでいわゆる課長クラスになりますし、5年とか6年で部長クラスになります。

 

つまり、30歳を前にして部長な訳です。

 

 

他の例を見てみましょう。

 

私の友人はベンチャー企業に勤めてました（今は独立しています）。当時、25か26くらいだったと思いますが、役職は事業部長でした。

 

ベンチャーとなると社員数は少ないですから、必然的に、役職に就くのが早くなりますよね。

 

更に違う例でいうと、私の2つめの会社です。

 

ここはいわゆる昭和な会社で年功序列、出世な超絶遅いっていう会社です。

 

10年経ってやっと主任になれるかなれないか、という感じです。

 

その上の課長なんて、早くて20年くらい、つまり40過ぎてようやく課長って感じです。

 

部長になろうなんてものならさらにあと10年とか。50歳くらいでようやく部長、ですが、この部長という役職にたどり着けるのは選ばれしわずかな人だけ。

 

多くが課長どまりとか、課長にさえなれず定年を迎えます。

 

役職つかないまま定年もありえるような会社です。

 

このように、会社の規模や仕事内容によっても、役職に就くまでの速度は大きく変わります。

 

なので、友人が部長だとか課長だとかは、一律横並びで比べたところで、あまり意味が無いというか、比べられるものではないということを理解しておきましょう。

 

そうしたら、そんな役職がどうのこうの、いちいち気にする必要がなくなりますよ。

 

出世したら、しんどいですよ

出世って、羨ましいですよね。給料も上がるし会社内での地位もある。

 

ですが、正直、出世はしんどいですよ。

 

役職や地位が着くのは、反対を言えば、責任が常にまとわりつくということです。

 

仕事の成果は、あなたではなく部下の頑張りの結集ですから、いかに人を操るか等、部下のマネジメントやモチベ―ション維持が主たる仕事になります。

 

しかも昨今の事情でまた面倒なのが、パワハラとかセクハラとか、これまでは全く気にもしなかったことに常に神経をとがらせないといけません。

 

怒りたい気持ちを押し殺したり、発言に気をつけつつ相手を説得したり諭したりするのは神経がすり減ります。

 

また、部下の失敗はあなたの責任になり、顧客に頭を下げるとか社内の関係者に頭を下げるとかをやらないといけないです。

 

なんで俺が…と思うかもですが、それが出世した人の仕事です。

 

極端ですけど、イチ社員の不祥事で社長がマスコミの前で深々と頭下げてますよね？

 

あれと同じです。出世して役職が着いたら、同時に上記のような責任が付随してきます。

 

ここに追い打ちをかけるのが、時間無制限です。

 

役職がつくと、残業がつかなくなります。また、休日出勤とか深夜残業手当とかも出ない場合があります。

 

労働組合から外れるからというのが一つの理由ですね。

 

あとは、ある程度の地位と給料をあげているのだから、全身全霊を会社に捧げるみたいな社畜的な働き方を求められるのです。

 

責任、マネジメント、育成、時間、神経すり減らし等の代償として、高い給料と地位があります。

 

こう考えると、出世したいって思いますか？

 

私は、したくないですね。割に合わないです。

 

ただ、辛い事ばかりという訳でもないですから、出世したいと思う人は出世してください。

 

要は、あなたがあなた自身にとって何がベストなのか、ということをちゃんと判断すべきなのです。

 

あなたにとって心地よいのは何かを考える

働く中で、あなたにとって、心地よく、モチベーション高く、心身が比較的安定して働けるのはどういった状況化を見極めましょう。

 

となると、出世そのものが問題ではなく、あなたらしい生き方に合った働き方ってなんだ？となります。

 

こうなると、出世争いが全くどうでもいいものになり、むしろなんてちっちゃい話だ、なんて思えて来ます。

 

誰が早く出世したとか、○○はすでに部長だとか、俺はまだヒラだ、とか、悩まなくていいんです。

 

あなたにとって何が良いのかが分かれば、おのずと目指す方向性とか、仕事をする上で重要視するものが見えてきます。

 

出世争いという近視眼的な無意味なものに執着しないようにしましょう。

 

人生損しますよ。

 

まとめ

同期の出世や学生時代の友人の役職など、サラリーマンしていると、年齢とともに気になる立場や地位。

 

気になるのはわかりますが、それに嫉妬しても無意味で何のメリットもありません。また、争ったり比較すること自体も無意味です。

 

会社によっては出世の早さとか役職の位置づけとか違いますから、一概に横並びで比較してもあまり意味がありません。

 

また、同期の出世とか昇格も、仕事に恵まれた結果のスピード出世ということもあります。そもそもあなたをはるかに上回る成果を出していれば、当然早く出世します。

 

会社としても、それ相応の給料と地位を与えてあげないといけませんからね。

 

このように、出世とか昇格とかは、その人の置かれている立ち位置とか仕事内容によって大きく異なります。

 

重要な事は、上記の通り様々なシチュエーションがあることを理由に、全く気にしないことです。

 

出世を気にするなら、あなたにとって最適な生き方・働き方を考え、模索し、導く方が重要です。

 

それにあった働き方をするとか、仕事を見つけるとか、スキルを身につけるとかすればいいんです。

 

出世争いはあまりに近視眼的なもので、人生においてそれに悶々とするのは時間の無駄です。

 

無意味な出世争いや嫉妬は辞めて、あなたらしさを追求した仕事をしましょう。