仕事が多すぎて毎日遅くまで残業。終電の時もある。
いくら残業して仕事を終わらせても一向に減らなくて、毎日余裕が無くて疲弊してしまっている、なんてことはありませんか?
効率化したりして何とかこなしても次から次へと仕事が来てしまいますから、精神的にも肉体的にもきついですよね。
そんな状態になってしまっていたら、あなたが置かれている状況をちゃんと会社や上司に伝えることで、改善されます。
ここでは、多すぎる仕事量を減らすための手段をご紹介しますので、是非活用いただき、仕事量に押しつぶされそうなマ日にから解放されましょう。
最後には、何をやっても変わらない、変えられない時の手段もご紹介します。
本来、仕事は定時で終わらせられる量でなければならない
あなたの会社にも「定時」がありますよね。本来ならば仕事はその時間で終わらせられる量でなくてはなりません。
管理者やマネージャーが、仕事の量をコントロールし、適切な労働時間で適切な仕事の成果を出せる仕組みを作る必要があるのです。
しかし、会社という大きな組織、上下関係のある中ではそれは非常に難しいです。
上から言われた、降りて来た仕事は、必ずやらなければならないし、得意先からの依頼や仕事は断れない・・・。
結局、コントロールしようにも、出来ないというのが現実です。
そのため、あなたを含め多くの社員が残業して仕事をこなしているのです。
仕事量は、仕事術で効率化しても減らない。むしろ増えていく
仕事術は、あくまで今抱えている仕事をいかに効率的にこなすか、なので仕事量を減らすという根本問題の解決にはなっていません。
もしこれをあなたが実践するとどうなると思いますか?
確かに効率的にこなす分、労働時間は減るでしょう。しかし、仕事の密度は濃くなり、負荷が増えます
そしてもう一つ、仕事術での罠が、
「このくらいの仕事量でもこなせるならもう少し仕事量が増えても大丈夫」
と勝手に思われて、仕事を増やされてしまうことです。
私の会社でも、ビジネス書等にある仕事術を実践して効率的にこなしていると、別のプロジェクトに入れられてしまったりということがあります。
効率化して密度が濃くなっているのに更に追加の仕事が入ると、もはや以前より遥かに仕事量としては増えてしまってます。
全く本末転倒ですね。
仕事量を減らすためにやるべきこと
あなたの残業時間を明確に上司に伝える
毎月、勤怠システムやタイムカードで勤務時間と残業時間は記録に残っていますよね?
あなたがどの程度残業しているのかを上司に伝えましょう。
残業は、本来あるべき仕事量からあふれている分がこれだけある、という明確な数字で表せられる証拠です。
例えば、毎月40時間残業していたとすると、今の仕事はあなたの能力やキャパシティから40時間分、オーバーしているということです。
しかし、上司はおそらくあなたの残業時間を把握していません。
「管理者で勤怠とか残業時間の承認も上司なんのに何で把握してないの?」
と思いますよね。
理由は簡単、ちゃんと見てないからです。
上司は、あなたを含めて何人もの勤怠を承認します。誰が何時間残業しているのか、何て見ないで、どんどん承認していきます。
特に最近は勤怠システムのように、パソコン上で承認しますから、承認ボタンをクリックして終わりです。
流れ作業と言うか、勤務時間を見ずに機械的にポチポチ承認していきます。
私の上司も、私が深夜残業していても、月の残業時間が80時間を超えていてもポチポチ承認して何の連絡もよこしません。
ですから、上司があなたの仕事が多すぎるというのは、全く把握していないと思った方がよいです。
きちんと現状を把握してもらうためにも残業時間をきちんと伝え、キャパオーバーであることを伝えましょう。
仕事を減らして欲しいと同時に仕事のパフォーマンスが下がってしまうことも伝える
いくら仕事が出来る、まだ余力があると言っても、仕事の成果が、求められるものより低いものになってしまっては意味がありません。
仕事量が多すぎる場合は、単に減らしてほしいというだけでなく、パフォーマンス(仕事の成果)が下がってしまうことも併せて伝えましょう。
こうすれば上司は改善に向けて動いてくれます。
何故なら上司は、あなたを含めた部下の仕事の成果が、自分の成果と直結しているからです。
人間は、目が覚めてから12~14時間程度経つと、脳の状態は、お酒を飲んでほろ酔い状態とほぼ同じ状態と言われています。
つまり、遅くまで残業して取組んでいる仕事の成果は、居酒屋でビールを飲みながらやっているのと同じくらいの成果しか出せないということです。
極めて非効率です。
もし機会があれば、一度、夜に作った資料を翌朝読み返してみて下さい。よくわかると思います。修正点だらけになります。そのくらい、夜は脳の機能が低下してるんです。
ですから、残業で夜遅くになっても仕事をしなければならない状態は、仕事の成果が不十分なものしか出来ないということを上司に伝えましょう。
そうなれば、あなたの仕事量が多すぎることが、上司自身の成績にも影響することを伝えられます。
もし体調に異変があるならそれを理由に仕事を減らしてもらう
体調に異常があらわれ、色々取組んでも改善しない場合は仕事が原因なので、それを伝えることで、仕事量は減らせます。
実際私は以前に仕事のストレスと人間関係が原因で慢性的な頭痛になった事がありました。
数日仕事を休み、医師の診断を受けて会社に相談して仕事量を減らしてもらいました。
もともと頭痛や肩こりは無縁だったのですが、上司から理不尽な要求をされたり、みんな言う事が違うから誰かの指示に従うと誰かからボロクソに叱責されるという状態が続いたことから頭痛が治らなくなりました。
仕事のストレスが原因と思わなかったので、思いつく事を色々やりました。ジムに行く、サウナに入る、ヨガや瞑想をする、睡眠を多くとる、等しましたが、数ヶ月改善しませんでしたので、医師に相談し、カウンセリングも受けて、仕事が原因と判明しました。
そして仕事量を減らし、上司とも関わらないよう別の部署に異動となりました。
体に異常が出るのは甘えでも何でも無く、体からの危険なシグナルです。
躊躇せず仕事量を減らすよう申し出ましょう。
あなたの分の仕事を誰かがすることを一切に気しない
運よく仕事量が減ると、あなたは楽になりますが、課や部単位では減りませんので、あなたの分が減ったら、その分仕事は誰かが肩代わりしています。
しかし、それを引け目に感じ無い事が大切です。
おそらく普段からチームで仕事するんだ、と言っているのですから、それに対して文句を言うのはおかしいですし、そもそも、あなたの分全部を肩代わりするわけではないのですから、ドンと負担がのしかかる事ではありません。
ただ、ごちゃごちゃと言ってくる人も居ると思いますが、気にせずスルーしましょう。
なかなか難しいですが、そういう事でぐちゃぐちゃ言う人は、あなたの仕事を負担しなくても、別の事でぐちゃぐちゃ言ってます。
また、その分をうまくさばけない管理者(マネージャー)の力量不足でもあります。
あなたのせいではありません。
あなたが色々と訴えても仕事量が減らない場合は・・・
会社の相談窓口に相談してみる
会社にはいくつか社員の相談を受けてくれるところがあります。
コンプライアンス部門、人事部門などです。他にもよろず相談を受けるところがあります。
一度そちらに相談してみましょう。どの部門でも良いです。
特にコンプライアンスや人事は、こういった社員への不利益や、改善要求を受け付けない管理者対しては、目を見張らせていますからね。
労基署に相談する
社内に相談出来るところが無い、あるいは社内には相談したくない、という人は、労働基準監督署に相談しましょう。
労働基準監督署は匿名で相談できます。
会社に相談すると、当然名前と部署はわかってしまいますから、内緒で相談したい場合は労基署がベストです。
こちらから、各都道府県の労基署の連絡先を確認できます。
それでもダメなら転職。あなた自身が変わるのが一番早い解決策
何をやっても仕事が減らない、あるいは減らしてもらえない場合は、これ以上訴えても改善しません。
それでもその状態を変えず、人員を増やしたり仕事量を改善したりという行動を起こさない(起こしてもらえない)のであれば、その会社は管理が行き渡っていないと言えます。
あなた自身も、何もしてくれない会社にこのまま居続けますか?
永遠に仕事量が減らない、増える一方、自分で効率化したらその分仕事が降ってくる・・・。
負のスパイラルです。
この負のスパイラルから抜け出すのための手段は転職です。
周りの人や会社を変えるのは不可能に近いです。それならばあなた自身が変われば良いのです。
その変わる方法は、転職です。
すぐに転職は無理かもしれませんが、あなたの経歴やスキル、能力を買ってくれる会社は世の中に山ほどあります。
転職の支援で有名なパソナキャリアに登録しておけば、仕事に追われるあなたも転職が出来ます。
エージェントがあなたの希望に合った求人を提案してくれますし、スカウトサービスは、あなたの能力やスキル経験をもとに、あなたの採用を考えている会社からあなたに直接オファーが届きます。
パソナキャリアは、40,000件以上求人情報があり、取引のある会社の数は16,000社以上ありますから、あなたに合う会社、求人が見つかるはずです。
仕事が多く残業続きでも、エージェントやスカウトを活用することで、時間を有効に使って転職活動が出来ます。
さいごに
仕事の量が膨大で毎日忙殺されている、だけど頑張って効率化したら、更に仕事が降ってくる・・・。
こう考えると、仕事の量が減るのは永遠に来ないかもしれないって思ってしまいますよね。
ずっとそんな状態で働くのは辛いですから、
- 残業時間を確実に上司に伝えて改善を要求する
- 仕事量が多すぎて、パフォーマンスが下がり、仕事の成果に影響が出る
- 体に異常がでてきている
という状況を伝え、仕事量の調整を求めましょう。
上司が動いてくれないなら、社内の相談窓口、あるいは労基署に相談してみることをおすすめします。
会社が動いてくれない、労基署に相談したけど、相談だけで解決にはならなかった、などの場合は、これ以上、色々訴えても改善しません。
会社や所属する課/部を変えるよりもあなたが変わった方が圧倒的に早いし労力もかかりません。
パソナキャリアに登録し、エージェントによる求人情報提供と、スカウトサービスの両方を活用すれば、あなたの能力を十分発揮しつつ、適切な仕事量の会社が見つかるはずです。
忙殺される毎日と、何も改善してくれない会社から解放されるためにも、あなたが行動を起こしましょう。
パソナキャリアへの登録はこちからから。