働き方

転勤は拒否できる!?望んでない転勤に対しては徹底抗戦しよう!

 

サラリーマンにとって、転勤や異動はつきものですが、特に転勤は、望んでいた勤務地であればハッピーですが、全く望んでない勤務地への転勤となると、「なんで?」と思いますよね。

 

そうなると仕事のモチベーションも下がるし、知り合いの居ない場所だとプライベートも楽しく無くなり、精神的にも辛くなります。

 

私も経験したことがあるのでわかります。

 

ですが、転勤は、やり方によっては断れるというのはご存知ですか?

 

もし全く望まない転勤であれば、この記事で紹介している方法を使って確認して、転勤の必要性を問い詰めるのです。

 

転勤の理由は表向きは良いですが、裏は違いますからそれを暴いて堂々と転勤を拒否しましょう。

 

最後には、どうしても転勤を拒否できなくなった場合の打開策を紹介しています。

 

転勤の「辞令」は断れないが「命令」は断れる

サラリーマン=どんな勤務地への転勤も、上からの指示は絶対で、断るどころか断れるはずがない、というイメージを持ってませんか?

 

しかし、そんな時は、しっかりと各会社にある労働規約等を読んでおくべきです。

 

私の会社の場合は、

【転勤の辞令が出た場合は、2週間以内に赴任地に着任すること】

 

とあります。

 

「いやいやこの内容だと、断れる余地がゼロじゃない」

 

と思いました?

 

確かに、転勤の辞令があった2週間後に赴任地に着任せよとありますが、これは、「辞令」が出てからです。

 

辞令は会社からあなたを含め、転勤の命令や役職への任命を伝えるために発行される正式な文書で、役員会議等のでの決定をもとに発行されます。

 

つまり、辞令は会社の決定があって出される、拒否するのは会社の決定に反対することになるので、こうなると拒否は難しくなります。

 

しかし、「辞令」が出た後ですから、逆に言えば辞令が出る前に断るのです。

 

国内への転勤であっても、辞令よりも前に、上司から口頭で「〇〇県への異動になる」という打診が必ずと言って良いほどあります。

 

その時点で、嫌な場合は明確に拒否しましょう。

 

 

転勤を打診された際に拒否する際のポイント

何故希望していないのに転勤させられるのか理由を細かく聞く

特に、希望を出していない地域や部署への異動の場合、徹底的にその理由を聞きましょう。

 

会社に対しても、上司に対しても、果ては同僚にも希望地として言ってないはずの勤務地に転勤となるならば、何かしら明確な理由があるはずです。

 

もしくは、その逆で、駒のように適当に配置して、ハイ決まり!となっている場合もあります。

 

私の経験上、後者の、「駒のように適当に配置」で決まっていることが圧倒的に多いです。そのため、問い詰めれば明確な理由は出て来ず、言い訳やこじつけのような理由が出てきます。

 

私も日本国内ですが、全く望んでいない地に転勤を打診され、理由を聞いて、こじ付けのような理由だったため、「全く理解できない」と言って、拒否したことがあります。

 

具体的には、

理由①:関西出身だから関西に戻りたいだろう→妻は関東出身。仕事でキャリアも積んでいるため、一度も関西勤務を希望したことは無い

理由②:異動先の部署が若手で経験のある人材を希望している→私は中途採用で新卒から働いている人の方が経験豊富なはず。加えて私より若手はいっぱい居る。

まあこんな感じでした。なかなかひどいこじ付けでした。

 

希望してないところに転勤の打診が来たら、一度深く理由を聞いてみて下さい。絶対におかしなことが出てきますから。

 

会社として費用対効果は出るのか?を聞く

仕事をしていると、

「それ、効果あるの?数字で示して」

というように、投資対効果(費用対効果)をよく指摘されます。

 

では、あなたが転勤の打診を受けたときも同じように、費用対効果が出るのか上司聞いてみましょう。

 

いつもあなたが上司からではなくても指摘されるのであれば、今回の転勤も、費用対効果は出ているはずです。会社としてマイナスになることはしないですからね。

 

何故なら転勤に当たっては、

  • 引越しの費用、異動の手当
  • 社内の諸々変更(所属部署、勤務地、住所、内線番号、社会保険の情報変更等)
  • 新しい勤務地での住宅手当

 

などなど、かなり多額のお金がかかりますし、3つ目の住宅手当については勤務し続ける限り会社として支払う必要があります。

 

ここまで費用を投じてあなたを転勤させる事にどの程度効果があるのでしょうか?

 

加えて、あなた自身、慣れない土地、人間関係での勤務は、今と同じモチベーションを保ち、能力を発揮するのは簡単ではありませんよね?

 

そのため、転勤後は、あなた自身の仕事に対する成果も今に比べて落ちる可能性があります。

 

費用を投じることに加え、あなたの仕事の成果も下がる可能性があることまで考慮した上での転勤となると、どう思いますか?

 

素人感覚でも、効果的なものではないとわかりますよね。

 

転勤の打診を受けた時は、一度、費用対効果の切り口からツッコミを入れてみましょう。

 

 

この転勤は会社の事業方針や人材育成方針とどう関係しているのか?を聞く

会社として掲げている経営計画の方針等とどのように結びつくのか、聞いてみると良いです。

 

おそらく、殆どの会社は、中期や長期で経営計画というものを作っています。

 

そして、一例ですが、会社の経営計画に紐づく形で事業部門の経営計画が作られ、事業部門の経営計画に紐づく形で部署の経営計画が作られ・・・・と、どんどん小さい規模毎に作られていきます。

 

そのため、部署や課のような小さい単位での経営計画も、最終的には会社の経営計画に対して紐つくようになっているのです。

 

そうでないと、会社の方針と違うことをやっている、ということになりますからね。

 

ですから、あなたが転勤の打診を受け、それが望まないものでなく会社としての方針なら、この経営計画にどう関係するのか聞いてみてください。

 

ちなみみに、あなたを含め、今居る会社の経営計画をじっくり読み、理解しますか?また、それがあなたの居る事業部や部署の経営計画はどうなっているか知っていますか?

 

むしろ、部署に計画がありますか?

 

この経営計画の視点で転勤に対して指摘をすれば、必ずと言って良いほど答えられないです。

 

何故なら、経営計画に全く紐つかない転勤の打診であり、そもそも経営経営計画自体が頭に入ってないということがあります。

 

あなた自身が経営計画を把握しておくという前提条件がありますが、このような視点でもツッコミを入れてみれば、ほころびが出てくるはずです。

 

 

いくら拒否しても辞令を出されしまったら・・・

理解ある会社や上司であれば、あなたが拒否することで転勤そのものが無くなる可能性はあります。

 

しかし、あなたに打診している段階で、内々ではほぼ決定事項に近いと言えます。

 

何故なら、前に書いた、あなたの所属部署変更やもろもろの手続きはもちろん、転勤先での受入準備や担当業務の割当等はあなたに打診があった時点で既に動き始めている事が多いからです。

 

そのため、あなたに打診があり断りを入れても、半ば強引に転勤が決定する事が多いです。

 

打診をしているにもかかわらず、既に決定事項なんて、矛盾しているし、何のための打診なんだよって思ってしまいますよね。

 

もしもあなたが望まない転勤を強いられ、転勤が理由で家族や恋人、友人と離れ離れになってしまったり、仕事内容も変わってしまって、辛い思いをするのであれば、その会社を辞めて別の会社に行くことも考えた方が良いです。

 

そのまま無理に働くと、精神的に良くないですし、仕事や普段の生活に影響が出ます。

 

「でも転職は書類審査とか面接も含めたら数ヵ月かかるからそんなすぐには出来ない・・・」

 

と思うかもしれませんが、そんな時には転職エージェントに登録・相談すれば、最短での転職を実現できますよ。

転職エージェントは、あなたの転職の成功が仕事であり報酬ですから、いろんな条件を出来るだけ叶えてくれます。

いくつか登録してみて、合う合わないで、活用する転職エージェントを決めて、求人紹介を依頼しましょう。

 

 

 

さいごに

転勤はサラリーマンにはつきものかもしれません。

 

が、あなたが一切望んでおらず、過去にも希望したことのない勤務地への転勤を強いるのは、あなたにとってメリットが無いですよね?

 

そんな時は、必ずあれこれ理由を聞いてみて下さい

  • 何故希望していない勤務地に転勤となるのか
  • 会社として転勤をさせることにより費用対効果はどうなっているのか
  • この転勤は会社や事業部の経営計画とどうひもづいているのか

 

転勤は、表向きは大義名分が色々ありますが、裏では、大半が適当に決められているのが現実なため、突っ込んでみるとほころびが出てきます。

 

それでもなおあなたを転勤させようとする、あるいは既に転勤が決定していて反論の余地なしという出来レース状態になっていれば、もうその会社には見切りをつけた方がよいです。

 

意味の無い無理矢理な転勤をさせられて仕事も生活も、場合によっては家庭にも影響が出るようであれば、転職してしまいましょう。

 

そのため、なるべく早く次の職場を見つけられるよう、転職エージェントへ相談してみましょう。