転勤したら妻がうつに・・・。仕事よりも大事にすべきは家族

転勤で、奥さんが仕事辞めて一緒についてきてくれたけど、見ず知らずの土地で知り合いも居ないし、新しい仕事も簡単つからない・・・

 

そんな状況が続いて、徐々に塞ぎこんでしまい、なんだかうつっぽいかもしれない・・・

 

そのような事、ありませんか？

 

私は実際経験しました。関東から関西へ転勤となり、妻が仕事辞めてついてきてくれましたが、妻は転勤先の地域にも生活にもなじめず、うつっぽくなってしまいました。

 

もしそんな状態になってしまったら、まずは必ず会社に相談しましょう。それでも解決しない場合は別の手段を取りましょう。

 

仕事も大事だと思いますが、家族はもっと大事です。仕事は世の中に星の数ほどありますが、奥さんは１人ですからね。

 

奥さんがうつっぽくなってしまった時は、仕事は二の次にして、まず寄り添う

奥さんが転勤後、塞ぎこんでいたり、引きこもり気味な場合は、まずはあなたが寄り添ってあげてください。

 

仕事なんて休んでください。

 

言い方は悪いですが、あなたが居なくても仕事は周りますから。そんなときのために有休があります。

 

また、これは診断書が要るかもですが、看護休暇のような制度がある会社もありますから、良く調べてしっかり活用しましょう。

 

仕事があるなんて言う理由でほったらかしにしないで、寄り添ってください。

 

あなたの場合、転勤によって、奥さんは仕事を辞めて、見知らぬ土地にたった一人で来たわけです。

 

友達も居ない、縁もゆかりもない、公共交通機関の便利さも違う。

 

ありとあらゆることが新しい環境な訳です。

 

それがとても大きなストレスになっているはずです。あなたが逆の立場ならどうでしょう？

 

結構キツいですよ。

 

なので、まずは夫婦で会話し、状況を理解しましょう。

 

私の妻は、１ヶ月もたたないうちにうつっぽくなり、ひきこもってゲームばかりしていました。

 

朝起きてから夜寝るまで、一歩も出ないことはしょっちゅうで、帰ったらパジャマのまま。

 

夕飯作ってくれていたりして、何もできなくなるという事は無かったですが、腰は重く、表情も無くなって行ったようでした。

 

誰も知っている人が居ない、知らない土地で、生きていくのは、想像以上にものすごい負荷を心に与えてたんです。

 

奥さんと話をしたとき、当時まだ子供は居ませんでしたが、「こんな環境で妊娠から出産、子育てまで出来るのかと考えたら不安で不安でたまらない」ということを聞いたときに、このままではダメだと思いましたね。

 

しっかりと現状をきちんと話し合えば、このように本音というか、悩み苦しんでいる無いようが分かります。

 

まずは状況をお互い把握・共有することがまず大切です。

 

転勤により奥さんがうつっぽくなった時にやるべきこと

会社に、元の勤務地に戻してもらえないか相談する

転勤をきっかけにして、うつっぽくなったのであれば、転勤が原因であることは明白です。

 

そんな状態で、「友達を作ってみようよ」とか「趣味を見つけてみよう」とか「新しい仕事を探して働けば少しは気が晴れる」なんてことを言っても意味がありません。

 

何より、奥さんにはそれをやれる気持ちの余裕がありません。

 

転勤して見知らぬ土地に連れてこられて慣れない生活をしないといけないこと、今後ここで生きていくこと、今後もこういった転勤があることが不安を増大させ、うつっぽくしてしまっているのです。

 

こんな時は、会社に相談し、元居た地域に戻してもらえないか、配置転換や異動を相談しましょう。

 

上司が人事に相談すれば、対応してくれることがあります。

 

会社は、社員に「モチベーション高く、良いパフォーマンスを出せる環境作り」をする必要（義務）があります。

 

奥さんは社員ではありませんが、奥さんの状態が悪いのであれば、あなたのパフォーマンスが落ちるのは明白です。ですので、まずは会社に相談しましょう。

 

ちなみに、この時、あなた自身のキャリアプランとか出世とかは一切目をつむってください。

 

奥さんがそんな状態なのに、そんなこと言っている場合ではありません。

 

奥さんは、自分のキャリアを捨ててあなたについてきてくれたんです。それによって体調を崩してしまったのですから、あなたのキャリアのことを考えている場合ではありません。

 

それに、出世ばかりがサラリーマン人生ではありません。

 

仮に1年、2年出世が遅れたりしても、誤差の範囲ですし、むしろそんな小さい事を気にすると、会社にいいように買い殺されますよ。

 

うつは、根治に時間がかかりますし、悪化すればするほど重症化しますし、治療も長期化します。

 

そんな状態になったら、それこそ仕事どころではありません。

 

まだ軽いうちに対策することが大切です。そのためにも、あなた自身のキャリアだとかつまらないエゴは捨てて、奥さんを助けるために会社に相談してください。

 

奥さんのうつがひどくなったら、もっと大変になりますから、早いうちに手立てを打ちましょう。

 

もし会社に相談してもダメな場合

会社に相談したら、だいたいの会社が何かしら対応してくれるはずです。

 

しかし、中には会社に相談しても、なかなか話が進まなかったり、そもそも対応してくれないということもあります。

 

事実、私が居た会社がそうでした。

 

話が全然前に進みませんでした。埒が明かない状況でした。

 

しびれを切らして状況を聞いたら、「今、配置転換を考えているところだ」と言うので状況を聞いたら、全然進展無しでした。

 

このような場合、残念ですが、会社に期待は出来ません。

 

だって、奥さんをそんな状況にした当事者である会社が何も責任を感じず、他人事のように扱っているんですよ？

 

所詮、会社にとって、あなたは、単なる駒としか見てないのです。

 

なので、その駒の奥さんがどうなっても会社としては、全然痛くないんですね。

 

なので、あなた自身で行動を起こし、元居た場所に戻りましょう。

 

つまり、転職し、会社を変えることで、元居た場所に戻るのです。

 

「奥さんの具合が悪いって理由だけで転職なんかできるの？」

 

と思うかもしれませんが、いやいや、十分な理由だと思います。あなたのパフォーマンスを十分に発揮できる環境を整えてくれないと言えますからね。

 

また、併せて転職エージェントの力を借りれば、上記の理由を別の言い方に変換してくれるような手助けもしてくれます。

 

転勤を機に奥さんがうつっぽくなって会社に相談したけど対応してくれない、と正直に話をしてみるといいです。

 

エージェントはあなたのような転職希望者に対して、転職を成功させることで企業から報酬を得ていますから、あなたの転職のために力の限りを尽くしてくれます。

 

ですから、理由がどうであろうと、転職を成功させるのがエージェントのミッションですから、必ず相談に乗ってくれますし、対応してくれます。

 

転職エージェントは世の中にたくさんあり、あなたとの相性や扱っている求人に差がある等あります。代表的なものをご紹介しますので、ひととおり話をしてみてください。

 

転職エージェントの代表格：リクルートエージェント

転職エージェントの老舗：パソナキャリア



一つに絞らなくてもいいです。

 

会社に相談したけど、解決しない、対応が難しいとなった場合は転職活動を開始しましょう。

 

ちなみに、私は奥さんに相談の上、転職して元居た地域に戻ったら、奥さんは徐々に元気を取り戻しました。

 

今では新しい仕事も見つけ、転勤先での落ち込んだ表情とは別人のようになりました。

 

家族の笑顔が仕事においても重要ですね。

さいごに

転勤によってあなたの住む地域が変わると、それについてきくてくれた奥さんは、人間関係や生活の変化によって、精神的に不安定になることがあります。

 

それが、仕事を辞めて、見知らぬ土地、誰も知り合いが居ない、となるとなおさらです。

 

奥さんが、あなたの転勤後にメンタルの不調に陥ってしまい、色々やってみてけど改善しない場合は、今の生活環境に問題があるので、上司に相談して、以前の地域で仕事し、生活できるよう配置転換や異動を相談しましょう。

 

あなたの出世とかキャリアはいったん置いて、奥さん最優先で行動しましょう。

 

でも時には上司に相談しても解決しなかったり、一向に動いてくれる気配がない等ということもあります。

 

そういった場合は転職によって、問題を解決する方向に舵を切りましょう。自力で状況を打開するしかありません。

 

仕事も大切だと思いますが、家族はもっと大切です。

 

仕事は星の数ほどありますが、奥さんは一人です。

 

そう考えれば、転職が奥さんのために最善策だと理解できるはずです。

 

成功を祈っております。