仕事を辞めたいと思った時、同時に、本当に辞めていいんだろうか?と思うこともあるんじゃないでしょうか。
辞めて良いのか悪いのかは誰もわかりませんし、結果論でしかありません。
しかし、辞めてもいい、見切りをつけていい会社の特徴は、いくつかあります。
この記事では、辞めたいと思った時に辞めても問題無いような会社で見られる特徴を、紹介します。
私が辞めて転職した経験に基づいた内容です。
辞めたいけど悩んでいるあなた、当てはまる内容があれば、一歩踏み出しましょう。
最後には一歩の踏み出し方も紹介しています。
仕事の成果が正当に評価されない
一生懸命仕事をして、成果を出しているのにきちんと評価されないような会社は長く居る必要ありません。辞める理由としても十分です。
あなたは、最低でも1日8時間程働いています。
睡眠を6時間と計算しても、起きているうち半分近くを仕事の時間に割いている計算になります。
そしてその仕事の成果が、目標に対してしっかりと結果を残しているのに、普通の評価だったり、明らかに達成しているのに未達成扱いになってしまう等、あなたの成果を明らかに過少評価しています。
実際に、私がある会社に居た時に、明らかに不当な評価を受けたことがあります。
仕事をする上で、半年ごとに、上司と目標を決めますが、全て達成した(しかも誰がどう見ても達成していると言える結果だった)にもかかわらず、上司の評価は一部未達成という扱いにされ、しかもその結果の説明は一切されないというものでした。
しかもそういった評価のされ方が、何度もあった上に、上司の更に上司や人事も何も口を出さないというものでした。
その企業は、おそらく知らない人はほとんど居ない、いわゆる一流企業・ホワイト企業と呼ばれ、一生安泰と言ってもおかしくない、伝統ある会社です。
そのせいか、古い体質が残っており、私を含めた中途採用の社員は、同年代の新卒社員より遅く昇格させられると言う文化がありました。
そのため、中途採用の社員が良い成績を残すと、無理矢理でも理由をつけて、評価を下げようとします。
評価が低いと当然、昇格は遅くなりますよね?
真面目に仕事をするのがバカらしくなります。
このように、仕事の成果に対して明らかに過少評価し、その結果に対して誰も異議を唱えないような会社は、そのような扱いを、所属部門だけでなく人事さえも容認していることになりますので、組織ぐるみの考え方です。
こういった会社は異動しても組織としてダメになっているので、辞めても何ら問題ありません。
上司が変わると仕事のやり方がまるっきり変わる
上司が異動や昇格などで変わると、これまでの仕事のやり方と全然違うやり方を求められるような経験はありませんか?
本来、会社は、仕事のやり方はある程度決めた方が効率が良いですし、スキルや能力の差はあっても、一定の成果を出せるような仕組みにする事が求められます。
しかし、上司が変わることで、仕事のやり方も変わってしまうのは大きな問題です。
実務を担当する側にとっては、仕事のやり方が変わると、無駄な作業や新しく覚える作業が増えたり、それに慣れるのに時間がかかったりと悪い事ばかりです。
それでも仕事のやり方を上司が変えるとなると、自分しか見てないと言う事が言えます。
あなたのように、実務を担当する人の負担やモチベーションの低下を全く考えてません。
本来、上司=管理職ですが、管理職としての仕事を全うしていません。
仕事のやり方は統一されていない上に、管理職としての仕事もしない、引継ぎも不十分となると、担当者ばかり苦労し疲弊してしまいます。
改善提案や新しい企画を考えると「波風立てるな」と却下される
もっとこうした方が良い、だとか、こんなことやっていたらいいのに、と思いついて提案しても、「必要以上に波風立てなくていい」「余計なことするな」と言われて却下されるようなことがあれば、「辞めてもいい」と判断して問題ありません。
改善や新企画はどれも新しい発想ですから、上司あるいは組織としてまずは目を通すのが基本です。
しかし、言われたことだけやってればいい、余計な仕事を増やすな、というスタンスの会社では、このような新しい事は、邪魔と判断されます。
本来会社(上司)は、改善や新企画は、新しい発想なので、やるやらないは別にして、積極的に受け止めなければなりません。
しかしそれを却下、しかも理由が「波風立てるな、余計なことするな」なので、そもそも聞く耳を持っていないということです。
新しい事を拒むことは、人としても組織としても会社としても衰退の道を進み始めてしまいます。
衰退するのが目に見えているような会社で長く働きたいと思いますか?
忘年会等で、若手が余興や芸をさせられる伝統がある
忘年会や新年会、新卒の配属歓迎会などで、若手が強制的に余興や芸をさせられるような会社は、見切りをつけてもよいでしょう。
何故若手がやらなけれならないと思いますか?
理由は、
- 幹事や余興は若手の仕事
- こういった経験が仕事に役立つ
- 幹事は接待に役立つ
- 余興は人前に出ることの練習になる
という、まあ無理矢理感、こじつけ感がマックスなものです。
私が居た会社でも、忘年会で入社1年目の社員が1人で必ず一芸を披露させられたり、若手のみで結成される応援団的なものに強制参加させられる等の無駄な伝統がありました。
何でやってるのか聞いてみたら、「伝統だ」とか「若手として当然」という新卒から居る社員の声がある一方、「Noと言えない」「断ったらつるし上げられる」という声もありました。
誰もやりたくないのです。つまり強制的に「やらさせれている」のです。
ある種のハラスメントと思いませんか?
そういったことがまかり通っている会社なんです。
また、仕事をおざなりにしてまで余興や幹事を優先させないといけないという実態は、お客様からお金をいただいて成り立っているビジネスにおいて、あり得ないですよね。
叱責された人を見ると面白がる
上司などから叱責されている人を見ると、慰めるでもなく励ますでもなく、陰で「アイツ、〇〇さんにめちゃめちゃ怒られてたよな。ガハハハハ!!」のように、バカにしたり面白がったりするような行動は、仲間意識、チームの意識がありません。
普通は、励ましたり慰めたりしてくれるものです。あるいは、内容によっては叱責っした上司が悪いから盾になって上司にたてついてくれる人が居たりします。
しかしダメな会社はそういったことは一切しません。
仕事で求められるチームワークが無いに等しいので会社として問題です。
また、叱責された人の気持ちが全く分からないのも問題です。
相手の立場に立って考えられない人の集まりの中で、働こうと思うでしょうか?
社内のイベントに膨大な工数をかけなければならない
忘年会等いわゆる飲み会ではなく、ゴルフや野球、マラソン等のスポーツ系イベントの幹事を若手がやらされ、しかも膨大な工数をかけないといけないなんてことがあります。
「こういったことを若手に任せることで、企画やマネジメントの勉強になる」
という意味不明の理由で、順繰りにやらされます。
幹事に当たると最悪です。
仕事に関係なく、評価にも関係ない事なのに、多大な工数を割かなければならないなんて、もったいないというか、無駄ですよね。
しかも工数を割かないと終わらない出来ないくらい、幹事のやることが多いです。調整事から手配まで。
そんな無駄なことに工数を使わせるんですから、もしあなたがそんな会社に居たら、疑いの目で見て当然です。
管理職が社会的マナーを守れない
管理職が、いわゆる常識というか、社会一般のマナーを守れないような会社は、世間からの信頼を無くしますし、何より取引先等からの信頼を失墜することになるので、転職を考えた方が良い対象です。
一番わかりやすい例が、飲み会など、酒を飲んで酔ってくると、周りに多くの人が居るにもかかわらず、自社名を大きな声で言ったり、具体的の得意先に対して不平不満悪口を言ったりするなどです。
SNSが広く知られ、情報が簡単にかつスゴイ速さで情報が広まっていくので、どこで誰が見聞きしているかわからないにもかかわらず、そのような行為を、しかも管理職が行うのは、ちょっと常識がズレています。
これは本当の話ですが、今の会社で飲み会をしていたとき、隣の個室で前職の当時上司が飲んでいたことがありました。
当然私の存在には気づいてません。耳を傾けなくても聞こえるくらいの声で、思いっきり自社名と自社や仕事内容の悪口を言っているのを聞いたときは、ドン引きしたと同時に「ああ、やっぱりこの程度の会社だったか」と感じましたね。
ちなみに私がまだその会社に居た時は、会社から、飲み会や電車等公共の場で仕事の話はするなという通達があっても、酒が入ってくると、もはや無法地帯で、大声で仕事の話をしまくってました。
一般常識的なルールを、管理職さえも守れない、というか守らない会社は見切ってしまいましょう。
辞めたいと思ったらまずは転職サイトに登録して情報収集
辞めたいと思ったのであれば、本当に辞めるかどうはか一旦置いておいて、まずは情報を集めるようにしましょう。
次に行けるところがなければ、辞めてしまったら無職で収入もなくなります。
それでは辞め損ですから、辞める前にまずは転職先を決めるためにも、転職サイトに登録して情報を集め、あなたに合った転職先を探しましょう。
また、転職先だけではなく、あなたの深層心理や自己分析を手伝ってもらうなどして、相性や想いとのマッチングについても情報を集められます。
パソナキャリアは、転職サイトと転職エージェントの両方を利用する事が出来ます。利用するための費用は一切無料で、あなたは一円も払う必要がありません。
パソナキャリアは、50,000件を超える求人情報と、16,000社の実績があり、過去に250,000人の転職を支援しており実績は申し分ありません。
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転職サイトに限らず、製品のテレビCMなどでも80%以上!くらいは見たことがあるでしょうが、97%というのはなかなかありませんよね。
就職活動の時には、あまり使わなかったかもしれませんが、転職においてはパソナキャリアは大手であり実績も豊富です。
今居る会社を辞めて他のところで働きたいと思ったら、まずは情報収集のためにも転職サイトに登録して、求人情報や転職のトレンド、あなたに合う業界などの情報を集めましょう。
さいごに
辞めたいと思ったとき、あなたが今居る会社で、
- 仕事の成果が正当に評価されない
- 上司が変わると仕事のやり方がまるっきり変わる
- 改善提案や新しい企画を考えると「波風立てるな」と却下される
- 忘年会等で、若手が余興や芸をさせられる伝統がある
- 叱責された人を見ると面白がる
- 社内のイベントに膨大な工数をかけなければならない
- 管理職がマナーを守れない
と言ったことが見受けられるようであれば、その会社は組織としても仕事としても難ありなので、見切って辞めてしまっても良いです。
しかし、辞めてしまう前には必ず次の就職先を決めてから辞めましょう。
そのためにも、辞めようかと思ったらまずは情報を集めるために転職サイトに登録し、求人情報をチェックしたりエージェントに相談するというアクションを取りましょう。
転職サイトやエージェントの利用は一切費用が要らないのでまずは登録して情報収集を開始しましょう。
ダメな会社だと思ったら思い切って見切りをつけ、もっといい会社に行きましょう!