働き方

上司にパワハラを止めさせよう!あなたも実行できる3つの行動

 

「おまえばバカなのか?」

「もうやめてしまえ!」

「なんでこんなこともできないんだ!」

 

毎日の多くの時間を過ごす会社でパワハラがあると辛いですよね。

仕事なんて行きたくなくなりますし、メンタルをやられてしまったりと、デメリットしかありません。

パワハラを止めさせれるなら、止めさせたいですよね。

 

パワハラは、あなたより立場や年令が上の人から受けることが多いため、止めさせるのは無理だ、と思うかもしれませんが、あなたが少しの勇気を持ち、行動することで、無くすことが出来ます。

 

ここでは、明日からでも行動出来る3つのパワハラ撃退手段をご紹介します。

パワハラから解放され、気持ち良く仕事を出来るようになるため、明日からでも行動に移しましょう!

 

パワハラをしてくる上司は上に弱く下に強い典型的な器の小さい人間

パワーハラスメントとは、名前の通り、力や権力を利用して、相手に圧力をかけたり追い詰めたりすることです。

厚生労働省が定義をしていますが、そこには、

職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。

この定義においては、

・上司から部下に対するものに限られず、職務上の地位や人間関係といった「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること

・業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること

を明確にしています。

となっています。

つまり、自分の役職や決裁権、年令など、あなたよりも優位なものを駆使して圧力をかけたり嫌がらせをすることです。

 

言い換えれば、そういったことを駆使しないと、あなたに対して正面からぶつかっていったり、戦ったり出来ないのです。

 

あなたが優位に立っていることをどうしても許す事が出来ない、極めて器の小さい人間なのです。

 

役職や年令に関係なくお互いの優劣を認め合う事が、良い人間関係なのですが、それがどうしてもできないのです。

 

上司にパワハラを止めさせる方法3選

言われた事をそのまま返す「オウム返し」

パワハラ上司は、あなたに対し、とても指導や注意と思えない言葉を放っているはずです。

 

私もパワハラを受けていた時は、

 

「お前の稟議書何これ?全く理解できない。脳みそあるのか??」

 

「俺に話しかけるな。相談があるなら紙に書いて来い。」→こう言って紙に書いていくとその紙は一文字も読まれずゴミ箱に捨てられ、「読みにくいから書き直せ」と。

 

「駄目」(と言われて書類をデスクに投げ捨てられる。何が駄目なのか言われない。)

 

という、今思い出しても気分が悪くなるようなパワハラを毎日受けていました。

 

このような、パワハラ上司から言われた言葉をその場でそのまま返すのです。

例えば

上司「お前は本当に使えないクズだな」

あなた「『おまえは本当に使えないクズだな』と今、おっしゃいましたね。」あるいは「私は『本当に使えないクズ』なんですね。」

 

と言うように、即座に切り返して言ってみましょう。

 

これによって、パワハラ上司はあなたに対して言い放った言葉が、ブーメランのように、自分に対して言われているように感じます。

 

しかし、あなたから言われた、という感覚は持ちません。

 

それは、あなたが「~ですね?」と言っているからです。相手に対して確認を取っている言い回しなので、あくまで「お前はクズ」と言ったのはパワハラ上司という念押しになります。

 

自分の言っている事がヒドイことだと徐々に感じ始め、少しずつ精神的に効いてきます。

 

もし、あなたが少し勇気を出せるなら、周りの人に聞こえるくらいの声で言ってみると効果はテキメンです。

 

是非オウム返しを実行してみてください。

 

パワハラ発言、行動の記録を残しておく

言われた暴言や、殴られたなど、あなたがパワハラを受けた内容と日付を何でもよいのでメモしておきましょう。また、録音可能なら録音しましょう。

 

メモは、パソコンのワード、あなたの手帳、広告の裏紙など何でも大丈夫です。

 

録音はレコーダーでも良いですし、スマホの録音機能を使っても問題ありません。

 

とくに暴言は「言った」「言ってない」の争いになるので、あなたがメモを残しておくとそれは非常に重要で貴重な証拠となります。

 

手書きに限らず、メモはとても重要な証拠になります。

 

ビジネスにおいても、メモはお互いの発言や合意事項が認定される証拠となります。

 

また、過去には裁判での証拠として手書きのメモが決め手になった、なんてこともあります。

 

もしあなたが、パワハラに耐え切れなくなり、心身を壊してしまう前に、そのメモを手に、社内のコンプライアンス関連部門や、労働基準監督署等に相談に行きましょう。

 

その時、メモは確実にパワハラを証明する証拠となります。

 

それを見てパワハラ上司が「勝手に作ったもの」「ねつ造」等と言っても、効果はゼロで、パワハラが認定される可能性が極めて高いです。

 

パワハラ上司の更に上司に相談して業務を変えてもらう

まずは上司にパワハラを受けて困っている、辛い、と言う事を伝え、改善してもらいましょう。

 

上司の上司までいくと、いわゆる管理職になります。

 

管理職の仕事は、成果を出す事は当然ですが、

  • 部下が働きやすい環境をつくる
  • 部下のモチベーションを上げる

 

というのも重要な仕事です。

パワハラは、働きにくくしてモチベーションを下げる、という、管理職から見ると最悪な行動ですので、すぐに対応しくれます。

 

私もパワハラを受けていたことを、上司の上司に相談したら、翌日に直接説明を受け、

  • 担当業務を変えて、パワハラ上司と一緒に仕事をしなくて済むようにする
  • パワハラ上司には、二度と起こさぬよう厳しく指導

 

という対応をしてくれ、次の週からもう一緒に仕事しなくてよくなりました。

 

パワハラの事実を伝えたのももちろんですが、それにより仕事に影響が出て、果てはお客様にも影響が出ていたのでそれを重く見てのことでした。

 

もし相談する上司が居ないという場合は、人事部門や相談窓口に相談してみましょう。昨今は会社だけではなく色々なところでパワハラが取り上げられ、ニュースになっていますから、必ず対応してくれます。

 

相談しても対応してくれない、相談すらできない等の場合はどうしたらよいのか

しかし、会社によっては、

  • 上司や人事に相談しても全然対応してくれなくて、パワハラが無くならない
  • 報復が怖くてそもそも相談が出来ない

という状況もあるのではないでしょうか?

もしあなたがこのような状況になってしまった場合は、転職しましょう。

あなたが動いても上司や会社は動かなかったんです。

これ以上の改善は望めません。これ以上期待しても、時間の無駄です。あなた自身もパワハラが続くのは辛いですし、耐えれませんよね。

会社として、最も大事にしなければならない人材を大切にしていないという事です。

あなたという人材を重要と思っていたら、すぐにでも対応するはずです。にもかかわらず対応しないということは、組織として腐りかけている、あるいは腐っています。

 

そのような会社からは一日でも早く脱出しましょう。

 

「でも転職して、転職先でもパワハラみたいなことがあったら困る・・・」

「働く前に、人間関係が良いか悪いかわかればいいんだけど、そんな事できないしなあ」

と思ってしまいますよね。

なので、利用すべきは転職エージェントです。

転職エージェントは、求人紹介だけでなく、内部事情とか、それこそ人間関係とかも情報を持っています。

また、転職エージェントは、成功報酬と言い、あなたが転職に成功して報酬が得られます。どの転職エージェントでも紹介する求人は同じですから、いかに詳しい情報とか有益な情報をあなたにもたらせるか、が勝負なのです。

そこで差別化するので、かなりいろんな情報を持っていますよ。複数登録して、あなたに合う転職エージェントに絞りこむのがベストです。

 

 

さいごに

パワハラは、仕事やモチベーションに影響が出るだけではなく、あなたの心を病ませ、体を壊してしまうくらいの問題行動です。

もしできるのであれば、

  • オウム返しでパワハラ上司の発言や行動をブーメランで返す
  • メモや録音でパワハラの事実を記録しておく
  • パワハラ上司の上司や人事に相談する

という行動を取り、パワハラを止めさせるようにしましょう。

しかし、あなたが行動しても、パワハラが止む気配が無い、誰も助けてくれない、となれば、一刻も早くその場から去るように、転職活動を始めましょう。

あなたが十分行動しても変わらないのであれば、居る環境を変えるしかありません。