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パワハラは勇気を持って相談!言わないとわかってもらえない

パワハラを受けていても、周りは気づかなかったり、気づかないふりをしていることがあります。

 

もしあなたがパワハラを受けていても、誰かが助け船を出してくれる可能性は、実は低いのです。

 

そのため、誰かが助けてくれると思ってても、誰も助けてくれないのです。

 

ですから、勇気を振り絞って、あなた自身が行動を起こし、パワハラの存在を知らしめる必要があります。

 

辛く大変ですが、一歩踏み出すことで、世界は変わります。

 

今の辛い状況を打破するいろんな選択肢が見えてきます。本記事の後半でご紹介しています。

 

パワハラを受けていることはあなたが言わないと伝わらない

あなたがパワハラを受けていると思っていても、周りや上司はそう思っていないかもしれません。

 

ですから、パワハラを受けていて、辛いなら、勇気を出して、上司や人事に相談しましょう。

 

そうしないと、周りは気づいてくれません。というか、気づいていても見て見ぬふりです。

 

私の経験をお伝えします。

 

以前居た、東証一部上場の、世間的に見れば優良企業に居た時の事です。

 

私が中途採用で入社したのですが、まともな引継ぎも無く、いきなり現場に放り込まれ、何をどうしていいかもわからないまま仕事を進めていました。

 

キングファイルを何十冊も置かれ、「これを見てフォローアップしろ」だったり、振ってきた仕事がすでにその時点で期限を超過しているものだったりと、めちゃくちゃでした。

 

ですが、これも仕事と割り切り、残業しまくりで何とか仕事をこなしていました。

 

正確には、過去の見よう見まねでやっていました。そうでもしないと仕事が一向に前に進みませんし、次々仕事が降ってくるので、ひとつでも減らさないといけない状態だったからです。

 

しかしその上司は、「過去の見て真似てんじゃねえよ」とか「何も考えてねえな」などと言う叱責が毎日あり、「文章が頭に入らない」とか「理由がよくわからない」だったり、挙句の果てには、書類に大きくバツ印だけ書いて机に放り込まれる等されました。

 

こんなことが毎日続き、次第に精神的に辛くなってきた私は、上司の更に上司に相談しました。

 

そこで言われたのは、「いやー、○○(私のこと)君、△△(上司)のシゴキに耐えてるなと思ってたんだよー」という、なんとも能天気なコメントでした。

 

周りから見れば、パワハラを受けているような発言があっても、本人が明らかに辛そうだったり、思い切って肥を発しない限り、誰もそれがパワハラだと思わないのです。

 

もし周りに気づかせるとしたら、仕事中に倒れるとか、泣き出すとか、そのような明らかな異常な状態にならない限り、表沙汰になりません。

 

 

周囲は「見て見ぬふり、気づいてるけど気づかないふり」をしている

パワハラは勇気を持って言わないと気づてもらえないとお伝えしましたが、上司だけではなく周囲も同じです。

 

特に周囲(同僚、部門のメンバー等)は、明らかにパワハラ的な発言や行為があっても、何もなかったかのように振る舞いますし、むしろ見て見ぬふり、気づかないふりをします。

 

何故か。

犯人扱いされるからです。

 

どういうことかというと、例えばあなたの同期のAさんが、あなたがパワハラを受けていることを人事や上司に通報したとします。

 

すると、ターゲットはあなたに向かい、「アイツはチクった犯人だ」とか「パワハラと決めつけて上司にたてついた」などと言うめちゃくちゃな理由でつるし上げられることがあります。

 

また、パワハラをしていた上司からも、恐らく報復的な事を受けるでしょう。

 

「オマエのせいで人事や上司から指導を受けてしまった」というように、パワハラをしていた張本人にもかかわらず、あなたを攻撃してくることがあります。

 

特に、大企業は昔の古い体質があり、チクリや上司への反発は御法度で、とことん叩く傾向があります。

 

そのため、もしあなたがパワハラ的な事を受けていても、周囲は気づいていますが、誰も対応しません。みんな犯人扱いされたくないからです。

 

自分がかわいいのです。

 

 

パワハラは勇気を持って相談が必要だが人事や上司に限定すること

パワハラを受けている事の相談は、同期や先輩にはしてはいけません。

 

人事や上司等、ある程度権限や立場のある相手にしましょう。

 

同期や先輩の中には、あなたがパワハラを受けていることをおもしろおかしく思う人も居ます。中にはスパイのようなヤツもいます。

 

実際、私は先輩が相談に乗ってくれるというので相談したら、全てをパワハラ上司に報告されました。しかも、かなりねじ曲がって伝えており、私がパワハラ上司をバカにしたり、無能だなんて言っているなどと伝えられ、それ以降パワハラが増しました。

 

無理矢理飲みに連れていかれ、その場で

「てめえ、俺の事を色々バカにしているらしいな。ナメてんの??」

「そんなんだったら今より厳しくしてやるから覚悟しておけ」

 

と延々説教され、言葉通り、全ての仕事に対して厳しくなりました。

 

書類は放り投げられ、ダメな理由も教えてもらえない、他の部下の話は聞いてアドバイスもするけど私の相談は全て無視される、等、エスカレートする一方でした。

 

苦痛以外なにものでもなく、しかも、私自身そんなこと言った覚えも無かったので、とても辛いものでした。

 

パワハラを受けているときは、心も体も弱っている状態ですから、相談に乗ってくれるというだけで、ホッとして安心して、色々と話をしてしまいます。

 

しかも基本的にそういったのは酒の席ですから、酔った勢いで不満や愚痴っぽく言ってしまいます。

 

そのため、パワハラの相談は、基本的には同期や先輩には相談せず、パワハラ上司の更に上司や人事に相談する等してください。

 

上司や人事に相談してもダメな場合は

上司や人事に相談し、それでも改善しなかった(してもらえなかった)り、あるいは、相談したら、パワハラがエスカレートした、なんてことになってしまったら、次の手を考えましょう。

次の手とは、その会社やその仕事から逃げるのです。つまり、転職することを視野に入れるのです。

 

パワハラは耐えがたいものですが、相談しても改善されないとなると、会社の体質として大きな問題です。

 

しかも、パワハラを受けているあなた自身もとても辛いですよね?相談して変わらないのであれば、その会社に居続けると、あなたは潰れます。

 

それは逃げと言う風にとらえてしまうかもしれませんが、逃げでもいいじゃないですか。

 

そうしないとあなたは潰れてしまいます。

 

潰れてしまったら、仕事もできないし、病院通いにもなって治療代もかかるし、転職もままならないかもしれません。

 

手遅れになる前に、逃げだしましょう。逃げたっていいんです。

 

私自身、上司や人事にも相談しましたが、改善が見られなかったので、見切りをつけ、パワハラ逃げるように転職エージェントに相談しました。

 

転職エージェントは、逃げても、その経緯や理由をヒアリングしてくれて、転職にふさわしい理由だったり、あなたの課題を解決してくれる求人を紹介してくれます。

 

私が逃げ込んだ転職エージェントは、【リクルートエージェント】【パソナキャリア】
です。

あなたも逃げ出したくなったら相談してみてください。こちらから登録可能です。





 

転職を希望する人の中で、人間関係が問題で転職する人は、少なくありません。

 

ですから、何もおかしなことではないのです。

 

さいごに

パワハラを受けていても、実は、周りは気づかない、もしくは気づいていないふりをすることが多いです。

 

特に、気づいてないふりをする人の方が多いと思います。

 

聞こえる距離で、罵声を浴びせられている、書類を放り投げられている、無視されているなど、普通は気づきますよね?

 

でも気づかないふりをするというのは、それを通報すると、いわゆるチクリの犯人扱いされるからです。

 

ですから、とても辛い中、大変ではありますが、勇気を振り絞って、声を上げて誰かに相談することがとても大切です。

 

そうしないと、黙殺され、あなたがパワハラを受けていると言う事実は消えてなくなります。

 

上司や人事に相談してみましょう。決して同期や先輩には相談してはいけません。解決しないのどころか、面白がられて悪い方向に行く可能性すらあります。

 

そして、もし上司や人事に相談しても改善しない、解決しない場合は、もうその組織はダメな組織です。最優先されるべき人材がないがしろにされているからです。

 

その場合は、別の会社に転職することを選択肢に入れましょう。

 

これは逃げでも何でもなく、勇気を持って声を上げた結果です。

逃げた等という人はほおっておきましょう。あなたの人生はあなたがコントロールし、切り拓くのです!