仕事では、新しい事を学んだり、感謝されることで楽しい時もありますが、失敗したり、人間関係に悩んだりして、仕事が嫌になるのを経験することも少なくないですよね?
仕事が嫌で行きたくない、苦しい、辛いという状況は、働く誰もが一度は経験します。
- ミスして先輩にボロカスに怒られた
- 得意先に迷惑をかけてしまった
- いつも仕事に追われて気持ちに余裕が無くて毎日辛い
- 先輩や上司にいつも説教されたりネチネチ言われて辛い
等など人によってさまざまですが、必ず経験します。
どんなに仕事が出来る人でも必ず経験してます。
でも、辛いことを1人で抱え込んでしまって悩んでは、解決しませんし、あなた自身も心身ともに負の連鎖に陥ります。
誰か相談出来る人が居たら相談しましょう。
ここでは、1人で抱え込んでしまう事による悪影響と、相談先についてご紹介します。もし相談先が無い、相談しても変わらないという人は、最後に別な対策をご紹介しています。
苦しさ辛さは抱え込まないで誰かに相談した方が良い
嫌な気持ちや苦しさ辛さは抱え込むとあなたの心に牙を剥くかもしれない
ネガティブな気持ちや、苦しさ辛さは、あなたが誰にも言わずあなたの中で押し殺してしまうと、今度はあなたの心に傷をつけていきます。
実は、マイナスな感情(悲しみ、苦しみ、憎しみ等)は、非常に大きなストレスをもたらす感情で、誰にも言わずに抱え込んでしまうと、まるで自爆するようにあなたの心の中で爆発し、メンタルを破壊していきます。
私も昔、精神的にすごく辛い時期があり、毎日仕事が嫌で嫌でたまりませんでした。
上司の指示に従ったら「言われたことしかやらないのか」と言われたり、わからないから質問したら「わからないと二度と言うな。わかるまで自分で調べろ」と言われたりするなど、毎日毎日ストレスがたまる一方でした。
ですが、自分を押し殺し、「全部自分のせいだ、自分が仕事が出来ないからこうなるんだ。上司先輩がボロクソ叱るのも自分のためだ」
なんて思いこんでいた(今思えば無理矢理思い込んでいた)結果、メンタルを壊しました。
多少は我慢する事も必要ですし、あなた自身が責任を感じる事や、あなた自身も改善しないといけない事を自覚する事は必要ですが、限度があります。
メンタルに影響が出てきてしまう
苦しくて辛い思いを抱え、誰にも相談できない、相談しない状態が続き、悩みを抱えながら過ごしていると、どんどんメンタルがやられてしまいます。
常に不安を抱え、怒られるかもしれないという恐怖に怯え、失敗したらどうしようと、ネガティブ思考しかできなくなる・・・・。
こうなってくると、仕事に対するモチベーションは低下し、判断力も落ちます。
加えて、不安や悩みで頭がいっぱいになり、心に余裕がなくなってしまいます。
感情をコントロールできなくなって急に涙が出てきたり、何でもないことで急に怒ってしまったり(=いわゆるキレる)してしまいます。
気持ちが沈みこんでしまい、何をやっても気持ちが晴れないような状態になってしまいます。
このような状態がつづくと、うつ病になってしまいます。
ひとりで悩みを抱え込む事では何もプラスな事にはならないのです。
うつ病は、心(メンタル)の病ではなく脳の病と言われています。ですが、ここではわかりやすいように、心(メンタル)の病として書いてます。
苦しさ辛さを相談するべき相手はどんな人がよいか?
信頼できる先輩、同僚
同じ職場に、あなたが信頼できると思う人や、この人なら相談に乗ってくれそう、という先輩や同僚が居るのであれば、相談しましょう。
恐らく、先輩や同僚も似たような辛さ苦しさを経験しているはずですから、共感してくれますし、それをどうやって乗り越えたのかという経験が聞けます。
しかし、相手を間違えると、
- ただの甘え
- 気持ちが弱いだけ。もっと強くなれ
- 私も経験してきた。だけど乗り越えた。だからあなたも乗り越えるべき
等という欲しくもないアドバイスをもらってしまいます。
こんな事言われたら、辛さ苦しさを吐き出すどころではなく、加えてアドバイスでもなんでもなく、一層辛さ苦しさを感じてしまいますよね。
信頼できる人に対して相談する事が重要です。
こちらの記事に、信頼できる人の見極め方を書いています
職場の上司
あなたの上司に正直に話をしてみましょう。
上司、すなわち管理者は、あなたを含めた部下の健康やモチベーション管理も重要な仕事です。
そのため、仕事や人間関係が原因であなたの心身に影響を及ぼしているのであれば、改善しなくてはなりません。仕事というか義務です。
もし、すぐ上の上司に相談しにくいようであれば、ひとつ飛ばして更に上の上司でもOKです。
あなたの相談内容や状況を考慮して、担当業務の変更や場合によっては異動等も含めて適切な対処をしてくれます。
友人
仲の良い友人や気の置けない友人がいるのであれば、そういった人に相談しましょう。
「でも、仕事も違うから、辛さ苦しさをわかってくれないと思うけど・・・」
と思いますよね?
ですが、同じ職場でないからこそ、固まった見方ではなく、違った視点で話を聞いてくれることが期待できますから、非常に効果的です。
「愚痴みたいな話聞いてくれないよ・・・・」
と思ってしまうと予想される友人に相談するのは避けましょう。
良い事も悪い事も聞いてくれる「親友」に相談した方がよいです。
私が思い悩んだ時は、1人の親友に相談しました。まとまってないごちゃごちゃな相談でしたけど親身になって聞いてくれ、アドバイスもしてくれました。
こうしたらいい、という具体的な改善はありませんでしたが、話すだけでもだいぶ楽になりました。話す=アウトプットなので、少し頭も整理されますので、相談前にくらべスッキリ感もあります。
家族
配偶者、きょうだい、両親等、肉親で相談出来る人が居たら相談しましょう。
ただ、家族の支援があって仕事に就けている分、仕事上の悩みを相談するのは、ちょっと・・・という人も居ると思います。
そういう時は家族であっても無理に相談はしない方がよいでしょう。
心療内科
苦しくて辛くてどうしようもないのであれば、心療内科を受診しましょう。
症状に合わせて薬を出してくれたり、カウンセリングをしてくれます。
「でも薬に頼るなんて・・・」
と思ってしまいますよね。分かります。私もそうでしたから。
ですが、風邪ひいた時に薬を飲みますよね?頭痛があると頭痛薬のみますよね?同じ感覚です。
苦しくて辛くて、何やっても気が晴れないなら、病院に行くのは至って普通のことです。
メンタルが辛い時は「心の風邪」と例えられます。風邪引いてるなら薬飲みましょう。
実際私も心療内科を受診したことがあります。
一番最初行く時はとても緊張しましたし、勇気が要りました。
ですが行ってみると、勝手な思い込みだけで、受付とか診察室も至って普通。内科等と変わりありません。
失礼ながら、他の患者さんも「何か心の病を抱えているとは思えない」感じでした。
カウンセラーもとても気さくだし、カウンセリング室も落ち着いて話が出来る静かな雰囲気の部屋で、音楽が流れていたりアロマが焚いてあったりして、リラックスできる部屋でした。
心療内科に偏見や抵抗がある人は少なくないと思いますが、気軽に受診して良いと思います。
相談出来そうな人が居なかったり、相談しても状況が変わらないなら転職も視野に入れよう
なかなか相談出来る相手がいなかったり、そもそも相談出来ないと思う事もあると思います。
あるいは相談したけど、自分の力だけではどうしようもないことがわかってしまうかもしれません。
そんな時は、相手や状況が変わるのを待ったり、あなたが現状に耐えるのではなく、あなた自信が動き、環境を変えてみることです。
すなわち転職を視野に入れましょう。
仕事や人間関係があなたの仕事に対する嫌な感情の原因であれば、それを変える手段は転職です。
「そう言っても何から始めたらいいのかわからない・・・」
「仕事が嫌なんて理由で転職なんて、採用してくれるところなんてないよ・・・」
と思うのでしたら、そんなあなたを支援してくれる転職サイトがあります。
それがパソナキャリアです。
パソナキャリアは、転職における求人情報紹介の紹介や書類の添削はもちろん、あなたの志向や気持ちに寄り添ったアドバイスをくれる事が特徴です。
「正しい転職」を理念のひとつとして持っていて、どんな転職希望者に対しても満足行く、そしてあなたの想いと企業をマッチさせることに重きを置いています。
ちなみに、登録して相談してみてそのまま転職活動に入る事も可能ですし、やっぱやめとこう、となっても全く問題ありません。
そして、費用を請求される事は一切ありません
ですが、「仕事が辛い、人間関係で辛い なんて理由で転職サイトに登録していいのか・・・」って思ってしまいますよね?
全く問題ありません。転職を考えたり、転職活動を始める人(転職サイトに登録したり、自分で求人を探したりする人)の多くは、辛い、辞めたい等ネガティブな理由がキッカケです。キャリアアップとかもっと経験を積みたい、というのは表向きです。
だから、理由なんて関係なく、今の仕事が嫌だからと言う理由でも大丈夫ですので安心して下さい。
転職サイトのエージェントもそのくらいわかっていますからね。
さいごに
仕事が辛く苦しいことは、誰しも経験することです。
ただ、それに耐えられる人と耐えられない人がいます。無理出来る人と出来ない人がいます。
まずは1人で悩まず、誰でもよいので相談出来る人に相談してみましょう。
- 先輩、上司に相談する
- 友人、家族に相談する
- 心療内科を受診する
手段は何でもOKです。あなたのやりやすい方法で良いでしょう。
まずは抱え込まず、誰かに相談する事で、気持ちを楽にすることから始めましょう。
もしそれも出来ない、あるいややってみたけどダメだったら、転職を視野に入れてみましょう。