仕事をしていると、時に楽しいと感じることがありますが、多くは大変なもので、中には、逃げ出したいくらい辛い仕事や、得意先・上司等との関係が良くない中で進めなければならないような嫌な仕事があります。
出来ればやりたくないですよね?
だけどなかなか逃げられないのが社会人の厳しいところでもあります。
そんな時には、発想を変えてみることで、嫌な仕事辛い誌ごとにも、モチベーション高く取り組めることがあります。
そんなマインドセットをご紹介していきます。
ただ、ムリは禁物なので、どうしても性格的に無理だったり、無理して心身に異常を来すようなことがあれば、別な方法もありますので、そちらも併せて紹介します。
嫌だ、苦手、辛い仕事に取組む時のベストなマインド

金を貰って苦労できている
あなたが、今の仕事が、「嫌だ、苦手だ、」と思っているようでしたら、
【金貰って苦労している】
というように言い聞かせてみましょう。
古い考えかもしれませんが、苦労は金を払ってでもしろ、とは聞いたことがあると思います。
私も父から言われました。
それくらい、苦労したことは、仕事でもそうですが人としての経験、財産になります。
その苦労を、金=給料をもらえて経験出来ているのです。
これはラッキーですよね。一石二鳥です。
金を貰って新たなスキルを身につけられている
例えば、技術職から営業職に配置転換などあったら、全く専門外の仕事ですよね。
正直、かなり苦労します。
ですが、逆に言えば、技術職でありながら営業のこともわかる人材になれます。
これは非常に大きなメリットです。全く新しいスキルを、給料をもらいながら身につけられているのですから。
普通、英語が話せるようになりないならお金を払って英会話教室に通うし、何か資格を取りたいならユーキャンに申し込んで・・・という風にしますよね?
つまり、何か資格を取ったりスキルを磨いたりするのは、普通はお金を払うのです。
しかし、配置転換などで全く違う職種になることは、お金をもらってスキルを身に着けているのです。
近年、会社では、スペシャリストよりもジェネラリストの方が重宝されます。
スペシャリストになろうとすると、その領域でかなりダントツで突出しないとスペシャリスト扱いはされません。
また、そのスキルが駄目だった、あるいは古いモノになってしまったら、ほかにスキルが無ければ、つぶしもききません。
あなたを脅かすスペシャリストが現れたら、簡単に置き換えられてしまいます。
ですが、ジェネラリストは、つぶしがききますし、広い知識と経験を持っていますから、唯一無二の存在になれます。
そうなると、代えの効かない人材になり、転職市場でも高い評価を得られます。
最初は慣れないですし、イチから勉強というケースもあるので、かなり大変ですが、1年もあればそれなりの知識と経験が身についてきます。
配置転換や異動は、新たなスキルを身に着けるチャンスなのです。
辛くても嫌でも何とか踏ん張っていると色んな人が助けてくれる
仕事は組織とチームで進めます。
ですので、少なからず、あなにも、果たすべき役割と多少の責任があります。
つまり、あなたが居ないと困る人がたくさん居るのです。
「そんなこと言われたら、仕事出来ないと責められる一方じゃないの?」
と思うかもしれませんが、それは逆です。
必ず誰かが助け船を出してくれます。
ただし、あなたがサボっていたり、逃げたりしては、助けてくれません。
辛くて嫌だけど、なんとか頑張っている、一生懸命取り組んでいるというのは、周りはとてもよく見てくれています。
あなたが自分なりに責任を果たそうと苦しんでいるのを見たチームメンバーは何かしらヘルプしてくれます。
もし気づかれない場合は、勇気を出して、声を上げましょう。
必ず誰かが呼応してくれます。
チームとはそういうものです。
ですから、辛くて嫌でも出来る範囲で一生懸命取り組んでください。
どうしてもダメな時は。。。。

お金もらわなくていいからこんな苦労したくない、お金もらわなくていいから新しいスキルも経験も要らない、と思っているようであれば、あまりムリはしない方がいいです。
考え方を変えること自体は簡単ですが、あなた自身がその考えを常に持ち続け、言い聞かせ続けるのは非常にむずかしいです。
そのため、ポジティブに考えてもそれが無理だったり、あなたに合わないなら、それ以上はどうしようもないです。
もしそこで無理をして続けていけば、心身のバランスが崩れてしまいます。
また、あなが苦労していたり、辛い思いをしているのに、周囲の誰も助けてくれないとなると、これは組織・チームとして問題があると言えます。
加えて、もしあなたが助けの声を上げても、それでも誰も呼応しないのであれば、それは、決定打と言えます。
辞める決定打です。
そんな状況では、組織・チームはまったく機能していないと言えます。
余計な事はしたくない、自分は関係ない、他人の事など知らない、言われたこと以外はやらない、などなど、本来あるべき組織やチームの姿とかけ離れたものです。
上司に訴えてみたり、異動の相談をしてみたり、人事やコンプラ部門に相談してみて、それでも解決しない場合は、別の会社に転職することも視野にいれましょう。
上司も人事も動いてくれないということは、上司や人事さえも、「余計な事はしたくない、自分は関係ない、他人の事など知らない、言われたこと以外はやらない」というマインドになっています。
そして、それがオカシイという感覚はなく、当たり前と思ってしまっています。
おそらくそういう社風・文化なのでしょう。
そういう会社は、いくら声を上げても、そしてその声が悲鳴や心の叫びであっても、聞く耳を持ってくれません。
ですので、今の会社に改善を頼むのではなく、あなた自身の手で事態を改善する転職と言う手段を、選択肢に入れるのです。
まずは、私も活用した転職エージェントの最大手、リクルートエージェントとパソナキャリアに相談し、あなたの悩みを率直に伝え、改善されるような求人があるのか情報収集してみましょう。
さいごに
仕事をしていると、必ず、嫌な事、辛いこと、苦手な事が出てきます。
「何もかも楽しくてサイコー!!」という人はほぼいません。
必ずぶち当たります。しかもそういう時は、想像以上に大変です。
でも、
- 本来金を払ってでも苦労しろと言われるが、それを金を貰ってできている
- 本来金を払って得るスキルや経験を、金を貰って身に着けられる
- 一緒懸命やってれば、必ず誰かが助けてくれる
というような、考え方を変えたり、前向きに考えることで、少しは気が楽になります。
「何事も気の持ちよう」と聞くと思いますが、まんざら嘘でもありません。
辛い時や嫌な時、苦しいときは、このような前向きな事を考えるようにしましょう。
ですが、人間は生まれながらにして持っている性格や考え方がありますから、どうやっても前向きな思いになれなかったりします。
また、会社によっては誰も助けてくれないというところもあります。
このように、マインドを変えようとしても変えれない、誰も助けてくれないという事態になってしまった場合は、転職を視野にいれて、今の環境を変えることが大切です。
会社という組織はあなた一人のために、あなたの周りを変えようとはしません。
あなた自身が変われないのであれば、周りを変えるしかないのです。
そのためには、まずは転職エージェントに相談し、あなたが周りを変えれるのかどうかを確認してみましょう。
モチベーションの維持向上は大切ですが、無理なら別な、転職と言う方法もあるということを頭に置いておいてください。