人間関係

良い事しか言わない上司は要注意!断る勇気を持とう!

キミにとって、チャンスだよ!

これは、キミだから相談・お願いしていること。他の人には出来ないよ。だって、キミに期待しているから。

この仕事してきた人は、これまで出世してきている。ほら、〇〇部長や□□部長を見てごらん。

 

仕事を増やそうとするときや、担当の変更、異動等の際、上司からこのように、いいことばかり言われたようなことありませんか?

 

良い事ばかり言われていると、だんだん気持ちよくなるし、期待されてるなんて言われると、嬉しいですよね。

 

でも、本当にそうなのかは要注意です。

 

あなたにイエスと言わせるために、良い事だけを伝え、悪いことはあまりオモテに出してないのかもしれません。

 

この記事では、頼みにくいのではと思う相談事に対して、やたらと良い事ばかり言ってくる上司は要注意ということをお伝えしたいです。

 

「あんたにとって良い」ことしか言っていない?

上司があなたに頼み事、特に仕事が増えるような担当の増加、異動等は、あなたにとってのメリットをひたすら列挙したり、支援する、協力する、といった前向きなことばかり言う傾向があります。

 

実際、先日、私に起こった出来事です。

 

あるプロジェクトでトラブルあり、その対応が終わった後、上司(部長と課長)に軽く慰労という名目で飲みにさそわれました。

 

私は飲み会がきらいなのですぐ帰るつもりでした。その際、「ちょっと話したいこともあるからさ」という一言を添えてました。

 

すぐに、「ああ、この話をしたいから慰労と言う名目で連れていくんだな」と察しました。

 

そして慰労という名目で、私を誘ったのは、私に対して担当の仕事の追加を考えているというものでした。

 

私は必要以上に仕事はしたくないですし、今でもかなり負荷が高いので、基本受けないつもりでしたのでとりあえず話を聞くだけにしてました。

 

が、その中で、

「この担当を経験した人はみな出世している」

「選ばれし者した担当できない」

「ウチの会社にとっても重要な得意先でありそれを担当できるのはめぐり合わせ。運も味方している」

 

などなどいいことばっかり言ってくるんです。こういう話を聞くと気分がいいですが、このように良い事ばかり言われることは注意が必要です。

 

その場で決断したり答えを出したりするのは絶対に避けてください。

 

相談を受けたその場では、いくらいい事を言われて気持ちよくなっていても、絶対に結論をだしたりしないようにしましょう。

 

その場で答えてしまうと、もうその時点で相手からすれば、あなたがOKを出した、ととらえてしまいますので、その後の言い訳や拒否がやりにくくなります。

 

また、その場で話をききながら冷静な判断はできません。

 

ですから、安易に返事をしてしまうときちんと考えて結論を出すことができません。

 

私も実際先日話をされた時は、以前にも似たシチュエーションがあり、その時に苦い経験をしたので、少々怪しい雰囲気を感じた瞬間、その場で判断しないことにしました。

 

そうして後で振り開けるとやっぱりおかしな話だとわかったので、今後あまり聞き入れないつもりです。

 

必ず相談された事と言われたことを振り返ろう

先に書きましたが、その場で答えずに必ず振り返りをして、よく考えてから結論をだすようにしましょう。

 

どうしてもその場で決めないといけないシチュエーションは、実際あまりありませんから、持ち帰っても問題無いです。

 

事実、私もその場で話を終えて振返ったところ、おかしな点に気づいたのです。

 

言っていることが矛盾している

まずは、仕事の負荷が現状でも高いのに、まだ仕事を増やすと言っている点です。(ブログ書く時間あるやろというツッコミは無しにしてください(笑)。)

 

今私が注力しているプロジェクトは、複数あって、全体の7~8割のパワーをかけています。

 

そして最近、新たなプロジェクトを始めることになり、余裕は一切なくなりました。

 

残業も多いですし、有休なんて所属部署で一番消化できてません。

 

にもかかわらず、担当を増やすと言ってます。

 

まだ働けというんですか、有休も所属部署の中で一番とれていないのに、と思いましたね。

 

それなのに、話の中では、「もっと休んでくれ!」と。

 

言ってることがめちゃくちゃでした。振返ってみるとその場でも矛盾を感じていましたが、それ以上に矛盾と怒りさえ覚えました。

 

「期待している」は殺し文句で実際は消去法だった

また、よく考えたら、期待しているというのはうわべで、本心は、消去法で私しか頼めないのだな、ということがわかりました。

 

話を思い出してみると、私にあれこれメリットを言う前に、

「別の部下に話をしたけど断られた」

「〇〇と△△は今更頼めない」

という発言があったのを思い出したのです。

 

その場ではスーッと聞き流してましたけど、よくよく考えたら他誰にも頼めないから消去法でおまえ、って事ですよね。

 

それを消し去るために、チャンスだとかハクがつくだとか名誉なことだとかいったんだな推測しました。というか結構事実に近い推測だと思います。失言だと思ったんでしょうね。

 

酒が入っているから口が軽くなってしまったんでしょう。

 

もし振返っていなかったら、うまくいいくるめられるところでした。

 

 

過去に似た経験をしてその場で判断して後悔したのを思い出した

さらに、振返っている中で、以前の会社で似たようなシチュエーションがあったのを思い出しました。

 

その時は異動で、転勤や職場の異動は無かったのですが部署のみでした。

 

異動そのものはマイナスに感じるものではなかったのですが、そのときの理由が、今回のように、良い事ばっかりを並べたようなものでした。

 

その時は特に不満を感じてなかったし、良い事言われて気分も良くなっていたので何の違和感も感じませんでした。

 

しかし、後々になって、消去法で選出されたこと、異動の理由に矛盾があったことを知りました。

 

その記憶がよみがえってきました。その記憶も踏まえると、やはり今回の話は相当無理がある内容だと判断できました。

 

 

振返りをすると、その場のことだけではなく過去の経験からどう判断すべきかという対応もできるようになります。その場での決断はリスクしかありませんので、必ず持ち帰り、その場では判断しないようにしましょう。

 

さいごに

上司からの相談、特に酒を飲みながらされる相談は、結構重要な事であるケースが多いです。

 

そして、だいたいの場合、上司からすれば、頼みにくいことや言い難い事です。

 

頼みにくいことだからこそ、あなたにとってどれくらいメリットがあるのか、を連発してきたり、期待の現れ・あなたはラッキーなどと言ってくることが多いです。

 

そうなると、だいたいの人は気持ちよくなって、その場でYESの回答をしてしまう事が多いです。

 

しかし、冷静になればおかしなことに気づきますが、その時はすでに遅く、あなたの了解は既成事実として展開され、もうあなたは断りも拒否もできなくなります。

 

そうならないように、絶対その場では回答しないで、 必ず持ち帰りましょう。

 

そして、どういう経緯で言われたのか、その裏には何があるのかを振り返り、過去の経験とも重ねあわせて答えをだしましょう。

 

そうしないと安易な決断で、後々苦労します。

 

仕事の負担が増えたり、全く違う領域の仕事をしないといけない、はたまた転勤しないといけないなど、生活に支障が出ることもあるといえるでしょう。

 

どんなことであっても必ずその場で決めないようにしましょう。