営業といえば、ノルマや顧客対応で色々と精神的にもしんどいし、外回り多くて肉体的にもしんどいと思われてます。
実際、あなたもそう思ってますよね?
事実、その通りです。基本、しんどいです。
が、IT業界の営業はかなり楽だと感じます。
私はこれまで、いわゆるルート営業に加え、法人向け個人向け、また、売るモノも、小さな部品から大きなインフラ系まで結構幅広く営業を経験してきましたが、ITは楽です。
これまで仕事してきた中で、精神的にも肉体的にも楽です。
詳しくご紹介します。ぜひ一度IT業界の扉をたたいてみてください。
営業職が楽なIT業界ってどういうところ?
システムインテグレーター
IT業界と言っても幅広いですが、私が今所属しているのは、いわゆるシステムインテグレータと呼ばれる会社です。
ITツールの販売だけでなく、そのITツールを使って各会社が仕事上で使うシステムを作る会社です。
例えば、あなたの会社でも、勤怠システムとか、スケジュール管理システムとか、その他にもXXXシステムみたいなものがいっぱいありますよね?
ああいうものを作っています。
詳しくはこの後お話しますが、システムインテグレータでは、営業の出番ってあまり無いので、それなのに、成績に反映されるというなかなかオイシイ感じになります。
ソフトウェアベンダー
ソフトウェアを開発して販売している会社、あるいはどこかの会社のソフトウェアを代理店や販売会社として売る企業をソフトウェアベンダーと言います。
実は私の会社はソフトウェアベンダーとしての一面もあります。
こちらも詳しく後で書きますが、ソフトウェアは一度売れると、継続的にランニングコストが要るし、最近はよく耳にするサブスクもあり、そうなるとサクサク売上が上がるのです。
いわば自動販売機的な感じですね。
オイシイです。
営業職が楽なIT業界の実情を現役の私が解説
では、実際に、営業職なのに楽だといえるIT業界の実情を、現役でIT企業の営業職として働いている私が解説していきます。
営業活動にエンジニアもほぼ必ず同行
IT業界における営業が楽な理由として、営業活動にもエンジニアが付いて来てくれて、いろいろ話をしてくれる為、自分の負担が減って楽です。
実際私も普段仕事をしていて、これまで経験してきたどの業界どの営業よりも営業としての口数が少ないです。
ソフトウェアを売るときも、システムを売る時(提案するとき)も、どちらも多くは主にエンジニアが、顧客に対して話をしてくれます。
これらは難しい内容で、かつ、顧客も専門家なので、エンジニアが話をした方が伝わります。
営業としては全体をなんとなくフワッとわかっておいて、横で話を聞いて、あとは別の日とかに見積を出して契約することになります。
だいたいセールスポイントとかもエンジニアが話をしてくれるので、楽です。
プロジェクトで手を動かすのは主にエンジニア
システムインテグレーターでは、プロジェクトの提案をして契約まで至れば、あとはエンジニアよろしく!という事になります。
プロジェクトが始まるまでの条件や価格交渉は当然営業の仕事ですが、契約まで至れば、正直営業の出番はほぼ無く、エンジニアがプロジェクトマネージャーとして、進めます。
プロジェクトの中身は専門的なので、営業が立ち入るスキは全くありません。
もっと言うなら、居ても何の役にも立ちません。
だから、プロジェクトが始まれば、営業はほぼ何もしなくていいです。
月に1回とかくらいで状況を聞くくらいで十分です。
手を動かすのはエンジニアの仕事ですからね。
楽です。
トラブルが起こっても手を動かすのはエンジニア
もしプロジェクト中に何かトラブルが起こっても、手を動かすのはエンジニアです。
営業としては、ビジネスを取りまとめているので、お詫びとかしないといけませんが、それだけです。
最悪、顧客に30分くらい怒られたら出番終了です。
しかもその場合も、こちらが悪いのではなく後述のように外的要因でトラブルとなる場合もありますから、その場合は謝る必要もなく粛々と状況報告をするのみです。
どんなトラブルでも手を動かすのはエンジニアです。営業は役に立たないからです。
夜通し作業が必要、みたいになっても、営業の出番はありません。
また、もしそのトラブルが、ソフトウェアのバグに因るものとかであれば、もはやどうしようもないので、その事実を伝えて平謝りで終了です。
だってソフトウェアもバグなんて簡単に直せないし、もし代理店として売っているものだったらもはや手の打ちようがありません。
ソフトウェアの開発会社にバグの報告はしますが、そのバグの改善をするかどうかはソフトウェアの開発会社が判断します。
代理店としては判断できませんし、対応も出来ません。
だから平謝りしかありません。
トラブルがあっても出番はそれだけです。
エンジニアには申し訳ないですが、楽ですね。
サボってもあまり営業成績に響きにくい
営業=外回り=サボれるという方程式が成り立つのはよく知られてますが、ITの営業はちょっと違います。
私もこれまでい前述の通りいくつかの営業職を経験してきましたが、モノ売りや毎度営業のところは、行動力が売上に比例する感じになるので、サボると単に自分の成績に響くということがありました(全てではないですが)。
しかし、IT企業の営業は、一発がでかい上に、プロジェクト系は、長く続くことがあるので、長期的に売上を上げることが可能になります。
こうなると、都度都度契約さえしてしまえばあとはサボっていても、エンジニアのおかげで営業成績が上がることになります。
だからテレワークと称して家に居ても大丈夫ですし、有休取りまくっても大丈夫です。
売上成績についても、プロジェクトがきちんと契約通り終われば売上になる
まさに自販機状態ですね。
楽ですね。
営業が楽なIT業界を目指すなら未経験OK
楽な営業としてIT業界を目指そうと考えているようでしたら、ぜひチャレンジしてみてください。
既にIT業界に居る方はもちろんですが、未経験でも全然OKです。
事実、私は全くIT業界の事を知らずにIT企業に転職できましたので。
ITといえば、スマホとかパソコンとか、会社でいうと、マイクロソフト、アップル、グーグルくらい、みたいな、なんとも酷い知識レベルでしたが、それでも大丈夫でした。
もっというと、前職はインフラ系の営業で、業態も違うし、売るモノも全く違うし、というとことん異業種でした。
結局のところ、IT企業の営業として求められるものって、多少なりの知識はありますが、要は立ち回りとか契約交渉価格交渉のところです。
前述のとおり、営業活動にはエンジニアがついてきてくれますから、彼らにお任せです。営業として、うまく立ち回ればいいだけなのです。
ですから、未経験でも臆することなくぜひチャレンジして欲しいです。
メジャーな転職エージェントであれば、IT企業の多くも求人を出していますし、また、マイナビがIT専門のエージェントを立ち上げてますので、そこからもアプローチしてみるのもいいでしょう。
いずれにしても、IT業界は知らないし未経験でも、私のようにとんとん拍子で内定に至ることがありますからね。
転職エージェントの登録・利用も、応募も無料ですから、やってみる価値はあると思いますよ。
【リクルートエージェント】
:業界最大手。10万件を超える求人数。
【パソナキャリア】
:転職支援の老舗。4~6万件の求人数。
doda
:上記に並ぶ転職支援会社。こちらも4~6万件の求人数。
マイナビエージェント×IT
:マイナビが運営するIT専門の転職エージェント。
まとめ
営業という仕事は楽なことは無いと思われがちですが、そういうことは無いと言えます。
事実、私は、色々な職種の営業を経験していますが、今のIT企業の営業が最も楽です。
もちろん何もしないで良いという訳ではありません。
やることはやるし、時には頭を下げないといけない時もあります。
でもそれは営業という仕事柄、ビジネスの最前線に立っていることに因ります。
しかし、IT企業の営業は、セールスにエンジニアが同行してくれたり、プロジェクトを契約してしまえばあとはエンジニア任せなど、負担は少ないです。
なので、時にサボっても成績は上がりますし、馬車馬のように働かなくても結果を残せたりします。
万が一トラブルが起こっても、対応するのは主にエンジニアです。
営業は、そういったスキルを持っていないですから、役に立たないですからね。
このように、IT企業の営業は、他に比べて楽だと言えます。
法人営業・個人営業・モノ売り・インフラ系営業などなどいろんな職種の営業を経験してきましたが、その中でも最も楽です。
おまけに未経験でも全然問題なく転職できるのが、IT企業の魅力です。
今営業で色々辛いとかで苦しんでいるなら、IT企業の営業を目指してみてください。
慣れてしまえば、楽です。
間違いなく言えます。
楽な営業の仕事に就きましょう。