転職のことを考えたり、実際に転職しようと思っていると、こんな理由でいいのかと不安になったり、もっと明確な理由が無いと・・・なんて思ってしまうこと、ありませんか?
転職は孤独ですから、そのように思うのも無理はありません。
むしろ普通です。
ここで大切な事は、あなた自身が、しっかりとした想いや考えを持つことです。
実はそれが、転職がうまくいくための「軸」や「柱」になるからです。
転職する理由に対して他人の評価は一切気にしない
あなたが今の会社を辞めて、別の会社に転職しようとするとき、おそらく、「いい会社なのに」とか「せっかくのキャリアがもったいない」等という意見を耳にすることがあるはずです。
確かに正しい意見かもしれません。
ですがその意見は、あなたと同じ立場で仕事をしてませんし、あなたと同じ苦しみや痛みを感じた訳ではありませんし、あなたと同じ思いを持っている訳ではありません。
その意見は、氷山の一角しか見ていない第三者の評価ですから、気にする必要はありません。
実際、私も、前の会社を辞める時、そして辞めた後も、「もったいない・・」という事を何回も言われました。
当時居た会社自体が、しかも自分で言うのも何ですが日本有数の大企業で、一流企業と呼ばれ、東大や京大等の旧帝国大学と呼ばれる国立大学卒や、早稲田慶応等の有名私立卒がゴロゴロいる会社だったからです。
ハタから見れば、人生一生安泰と思える会社です。離職率も低く一生勤めあげる会社です。
そりゃあ、辞めるとなったらもったいないと思う人が8割くらい居ると思います。
ですが、私は一切気にせず辞めました。
他の人からの意見は、当然ですが、仕事の中身や会社の内部の事情を知らず、世間一般に知られている情報のみで、転職や辞める事に対する見解を述べているにすぎないからです。
内情と、自分にとってどうなのかを判断できるのは自分しかいませんから、私は自分の意見に従い、辞める決意をしたのです。
どんな理由であってもあなたが納得していればOK!
転職するときの理由がどんな内容であっても、極端ですが、ヒドイ理由やゲスな理由であっても、何でもいいのです。
あなた自身が納得しているというか、明確な理由があるのならそれでいいんです。
こんなんで良いのかな・・・・って思う必要ありません。
励みになるかわかりませんが、私のケースを紹介しましょう。
私は、長時間労働・厳しいノルマ・休日出勤当たり前で、働くために生きていたのでその状況を変えたかったんです。
そこから色々エージェントと相談して美しい転職理由になりましたが、これは建前で、ホンネとしてあったの中には、
- このままじゃ女性と出会う機会も無いから平日もっと時間に余裕を持ちたい
- 自分の為の時間も取れない
- 仕事の時間を短くして副業をやりたい
- ぬるま湯につかるような仕事でいい
というウラ目的がありました。
そんな事で転職すんなよ、と言われそうですが、私はこの理由で何も問題ないし、とやかく言われる筋合いも無いと思ってました。
自分の人生は自分で決めるという思いでした。
無理にカッコいい理由なんて作らなくていいんです。
ありのままの理由でいいんです。
欲望があってもいいじゃないですか。
ゲスな理由でも、チャラい理由でもいいじゃないですか。
あなた自身が納得し、あなた自身が考えた結果でしたら、誰にも文句を言う権利はありません。言われる筋合いもありません。
文句を言う人は、たいてい、あなたのように転職に踏み切る勇気の無い人です。
本当は羨ましいから、文句を言うんです。
周りの意見に振り回されることが一番マイナス
あなたが辞める事に対して、周囲からの意見に振り回されることが、一番もったいないです。
周囲からの意見に対して、一喜一憂、いちいち反応していると、キリがありません。
それだけで神経がすり減ってきて疲弊していまいます。
やっぱり辞めない方がいいのかな・・・
辞めたあとに後悔してしまうかもしれない・・・
辞めても今の悩みや苦しみが解決しないかもしれない・・・
辞めたらキャリアや出世は遠のくかもしれない・・・
考えたらキリがありません。
こういうとき、人は、だいたいネガティブな事を考えてしまいます。
ネガティブがネガティブを呼びます。
そうするとあなたの転職熱も冷めてしまう可能性があります。
それなら、まだいいかもしれません。
良くないのは、周囲の意見で、あなたの転職における方向性が変わってしまう事です。
例えば、転職=キャリアアップ=年収アップだろ、みたいな意見があり、それにつられて年収アップ狙いの転職をして、本来求めていた楽な仕事に就けなかった。。。。
なんてなってしまうと、あなたが本来求めている事とも違いますし、転職失敗という残念な結果までついてきてしまいます。
こうなってしまうと、あなた自身が考えて悩んだ末に下した決断が、周囲からの意見、しかもそれはあなたの本当の想いを全くしらない人意見によって、変わってしまいます。
そうすると、転職はおろか、今の仕事に対しても価値を見出せなくなってしまいます。
あなたのことを何も知らない周囲の意見が、あなたの軸を倒してしまうのです。
周囲の意見というのは大事ですが、それを踏まえて、あなた自身がどう決断するのか、が重要です。
唯一気にすべきは家族の意見
同僚や知人の意見は、ある程度軽視したとしても、奥さんなど、家族の意見は重要視しましょう。
全く相談無しはもっての外で、かならず相談して意見を聞きましょう。
何故なら、奥さんも子供もいわば一心同体です。
また、奥さんは妊娠中や出産直後はまともに働けません。
ましてや子供はお金を稼ぐことすらできません。
あなたに頼らざるを得ないことになります。
また、転職によって引越しが必要など、生活に大きな変化をもたらす場合もありますので、必ず意見を取り入れましょう。
さいごに
転職する、あるいは転職しようと思っている、というと、批判までは行きませんが、もったいないとか、俺なら転職しない、という意見を耳にすることは、よくあります。
ですが、そういう意見に流されないようにすることが大切です。
もし流されるようでしたら、あなたの転職の意思は弱いと言えるかもしれません。
また、転職の理由についても、他人から何と言われようと、あなたの基準で考え、判断すればいいのです。
たとえそれが、「え?」と思うようなことであっても、あなた自身が納得し、腹落ちしていれば何の問題もありません。
それをうまく変換し、面接で堂々と言える内容にもっていってくれるのが、エージェントの力です。
私自身も、「ぬるま湯につかるような仕事でいい」という理由をベースにしっかりとした転職理由に仕立ててくれたのがパソナキャリアのエージェントでした。
理由やきっかけ、判断基準は、あなた自身が決め、判断する事が重要です。その方が、1本軸が通っているので逆にブレにくいです。
堂々と、筋の通った理由で、転職活動を進め、あなたが望む転職が出来るようにしていきましょう!